2024年読書記録📖No.85『大往生したけりゃ医療と関わるな 自然死のすすめ』No.86『大往生したけりゃ医療と関わるな 介護編』
こんばんは!染谷海時です。
今年85〜86冊目に読んだ本は、こちらの2冊
死と老いについて、そして医療とどう関わるのかについて、改めて考えるきっかけになる本でした。
老いと向き合うことができない。
自分や家族の元に死という機会が来ることが受け入れられない。
アンチエイジング、、延命治療、、
いつまでも若々しく長生きできることが良いモノという風潮があります。
でも望まない延命治療は、例えば胃瘻や投薬などは、ただただ苦しいのだそう。
なのに、死は長引いても回避出来ない。
それに対して、自然死による最期は、気持ち良いのだそうです。
老いに関しても、たしかに自分らしくエネルギッシュに生きていくことは、なんの異論もないです。
ただ、人は致死率100%。
どんなに医療が進もうとも、我々には寿命はあり、生命に終わりが来ることも避けられない。
年相応という言葉もある通り、年齢に合わせた身体があり、体力があり、見た目があります。
他にも、2500年の歴史を持つ仏教では、「四苦」という言葉があり、人生における四つの苦しみ=四苦=生・老・病・死があるとされています。釈迦と呼ばれるゴータマ・シッダールタも「人生とは、苦である」と述べています。
つまり、これらの四苦は一生あるもの。
受け入れていくしかないものです。
最期の日があるから、今を大切にできる。
家族の最期に対し、死というコトに向き合い、その人の生き様、死に様に想いを馳せる。
そして、次の生命へとつながる。
生前整理や延命の治療の希望があるのかなど、自分はもちろん、家族と今のうちに話しをしておこうと思いました。
改めて、いつ死ぬかわからない人生。
なんとなく生きるのではなく、今という瞬間を大切に生きていこうと思いました。