優等生特有のアレ
私は元優等生だ。
学生時代はだいたい上位10%以内の成績を維持していた。
でも、元優等生というのは社会人になってから弊害になってくる。
明確な指標目標がない
学生のころ頑張れていたのは、明確な指標があったから。
点数で自分の理解度が分かる。
順位で自分の優位性が分かる。
偏差値で目標への距離が分かる。
そして数値が良ければ大人は褒めてくれる。
友人は尊敬してくれる。
ところが社会人になると、そういう目に見える指標がなくなる。
特に転職活動中の現在、受験と違って「何が足りないのか」「あと何点必要なのか」が分からなくてとても辛い。
学歴が役に立たない
学生時代の貴重な時間を、なんのためだか分からない学校の勉強に費やしてきた。
今思えばもっと趣味とか遊びに時間を使えばよかったと思う。
学歴があったところで、転職活動で有利になったりはしない。
それよりも、何に興味を持ってどれだけ深く学んだり実績を残せたか、という点が見られているように思う。
大人の言いなりになって学校のお勉強ばかり得意になったところで、社会で役に立つことは特にないのだ。
他人を見下したい
そんなこんなで、自分が時間を費やしてきた勉強が役に立たないとわかった今、「じゃあ学生時代遊んでりゃ良かった」と思うこともしばしばある。
どうにもならないことを悔やんでは、勉強をしてこなかった同級生の不幸を祈ったりもしてしまう。
学歴がないことで悩んでる人を見下したくもなってしまう。
でも残念ながら、彼らが不幸になったところで自分にはなんにも良いことがない。
考えるだけ無駄なのだ。
がんばれ元優等生
こんな感じで元優等生クライシスに陥っている人は、私の他にもたくさんいると思う。
ただ、勉強がさほど苦ではないという点において、元優等生は何にでもなれる気がする。
小学校から高校までの12年間で染み付いた優等生の感覚はなかなか抜けないだろう。
それでも、優等生の良いところだけ残して、あとはもう社会の良さげな部分に順応していくしかないのかなと思う。