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夏ドラマ、さくっと総括

パラパラと始まり、パラパラと終わった夏ドラマ。

面白く観ていたのは、この3本。

1位「初恋の悪魔」

45 分間、こんなにも集中するドラマは他になかった。簡単にまとめると、鹿浜鈴之介さんの成長ものがたりなのだけど。林遣都がすごすぎた。林遣都とヤスケンの掛け合いも面白くて、二人のシーンが実は一番楽しみでした。

事件解決への情熱はあるのにどうしても変質者チックになってしまうヤスケン演じる森園さん…。坂元裕二ドラマのヤスケンは本当に最高です。

あとは大賀の「第⚫︎回、自宅捜査会議を始めます」の言い方が好きだったし、松岡茉優ちゃんの演じ分けが自然だったし、柄本佑のゆるさに癒されました(「にぎにぎしとくからね」が好き)。


2位「石子と羽男」

終盤、赤楚くんに騙された。ただの騙されやすすぎる(ちょっとおバカな)善人でよかったよ…!

事件の題材もですが、解決方法がSNSを使っていたり、今っぽいなと思いました。

著作権違法を扱った事件では、被害者が被告人を許さなかった描写がありました。刑を受けたからといって必ずしも被害者から許されるわけではない。取り返せないものだってある。ドラマだからって、丸く収めないのがよかった。

石子が弁護士になったのちの続編も観たいな。


3位「六本木クラス」
最後、新が「愛してる」しか喋らないロボットになってしまったけど。序盤から中盤にかけての仲間が増えていき、チームができていくワクワク感がよかった。あと平手友梨奈ちゃんの生意気っぽい感じがとても魅力的だった。

たまに観ていたのはこの3本。

「ユニコーンに乗って」
小鳥さん(西島秀俊)に癒されるために観ていました。話の展開はどうでもよかった…。題材がスタートアップ企業でよさそうだったのに、仕事はあまり深掘りされず。恋愛面も、めいちゃんも杉野くんも、恋してる役の割に妙に淡々としていてイマイチだった。杉野くんは最近TVerで観た「感情8号線」のクズだけどどこか憎めない役の方が魅力的でした。私の好みの問題かも?

「NICE FLIGHT!」
平成ドラマでよく見かけた、気恥ずかしいノリのシーンが散りばめられていたので、薄目で観ていた回もありましたが、航空業界×玉森くん×中村アンちゃんの爽やかな雰囲気は好きでした。JAL監修のためか、日航機墜落事故の日は飛行シーンなしにする等、一話一話堅実に作られていたところも好感。最終シーンは玉森が悪天候の中、無事着陸して、中村アンちゃんが「ナイスフライト!」と無線で声かけるのかなと思ったけど、そうではなく。誰か他のパイロットへの「Have a nice flight!」でした。アンちゃんが柔軟になったという描写なのだろうけど、少し拍子抜け。

「オールドルーキー」

スポーツ選手のセカンドキャリアは興味深かったし、一話ごとのエピソードも悪くなかった。でも、ものがたりの縦軸となる社長(反町隆史)と主人公(綾野剛)の対立が半端だったし、社長のキャラクターもブレブレすぎた。無理に対立させなくてもよかったのにな。


「初恋の悪魔」「石子と羽男」のおかけで、いいドラマ生活を送れました。秋ドラマは豊作なので、ポツポツ始まっているけれど何を観るかまだ迷い中です。

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