「モンスター」初回を観て、トラウマが蘇った話
※ネタバレを含みます
ドラマ「モンスター」初回を観ました。
今回は「川野沙江はなぜ自殺したのか」が焦点の裁判の話です。私は自分のトラウマが蘇りました。
上司のセクハラパワハラで心がボロボロになっている紗江に対して、カウンセラーが放った言葉が
「紗江さんならまだがんばれるわ、がんばってよ」
紗江はこの直後に自殺。自殺の引き金をひいたのは、訴えられていた彼氏ではなく、パワハラセクハラ上司でもなく、カウンセラーだったと最後に明かされた。
このドラマではカウンセラーが悪意を持って放った言葉だったけれど、ノーテンキだったり想像力が足りなかったり、人生経験の浅い人って、心を病むほどまでにすでにがんばっている人に良かれと思って「がんばれ」って言いがちだと思う(偏見)。
私の話になるが職場でうまくいかず精神的に追い詰められていたところに友人から「がんばって」と言われて、さらに追い詰められ、心が大荒れしたことがある(別に彼女を責めたいわけじゃない。私が相談相手を間違えただけ)。
安易に「1人で抱え込まずに誰かに話しなよ」とアドバイスしがちされがちだと思うが、精神的に相当追い詰められている時ほど、相談相手はよくよく選ばなければならないと思う。でも病んでいる時にそんな余裕はなく、だったら人には話さない方がマシと私は感じている。
あの時期以降、友人たちには相談しないようになった。カウンセラーさんに聞いてもらうこともあるが、正直なところいただくアドバイスは話半分、自分の思考の妥当性を検証する場にしている。
(カウンセラーさんも実は割と見当違いなアドバイスをすることがある。全ての相談に見当違わないアドバイスできる人なんていないと思うからプロ失格でもなんでもなくそれがフツーだ)
友人に相談風に話すのは、酒の肴になるような、万が一へんてこなアドバイスを貰っても、痛くも痒くもない、自分にとってもどうでもいい話だけ。
なんてことを最後のシーンで思い出した。
ドラマの感想としては、
・趣里ちゃんの雰囲気で、この弁護士の得体の知れなさは醸し出されているけれど、彼女の行動はモンスターってほどでもなくない?危ない橋は渡るけれど…勘の良さが目立つ。
・YOUの弁護士役って「問題のあるレストラン」じゃん!わーい!
・ジェシーの俳優姿に慣れない…。そのうち慣れるかな。
・古田新太が超絶不足です。メインキャストじゃないんかい!!!