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被爆60年 /2005/ Video Archives HIROSHIMA(1.4K)

ハイビジョン(HDV)対応スタジオ

  2005年4月。現代ビジネス学科の3年時に開講されるメディア系の授業を実現するために動画編集まで対応した新規格(当時)の情報教室と収録スタジオの整備を行った。当時一般的な動画は今風の言い方をすれば 0.6K (640X480) のいわゆるアナログ規格であり、授業の実習もこの規格を使用して行われていた。ハイビジョン(当時の言い方)は地方の放送局ですら配備のない実験段階のメディアという印象であった。が・・・、スタジオ・編集室を企画設計していた2004年10月SONYがHDV規格のカメラ HDR-FX1 を発売し、パナソニックから720p対応のプラズマハイビジョンモニターも発表された。さらにカノープス(現グラスバレー)からHDVの編集が可能なワークステーション(REXCEED)も発売され、スタジオにハイビジョン(HDV)対応の撮影・編集機能を追加することができた。2011年の地デジ化の8年前である。

Video Archives HIROSHIMA 1995(0.6K)

 1995年、HIROSHIMA Live Project のWebサイト内に Video Archives HIROSHIMA のページを設け、市内18か所の動画を掲載した。

 ここで撮影・編集した動画はアナログ規格(デジタル換算で640X480)で記録されていたが、1995年当時のネットワーク容量、情報を受信するパソコン等の処理能力の限界から、掲載する動画は320X240、25fpsの mpegフォーマットの約2Mbyteから4Mbyteの短い(10秒~20秒)動画に編集した。これらの動画をダウンロードして視聴してもらう形式であったが、低画質のコンテンツにならざるを得なかった。

1995.7 原爆の子の像の撮影

Video Archives HIROSHIMA 2005(1.4K)

 2005年6月。当時のゼミ生が1995年に制作した撮影した動画のうち原爆ドーム、原爆の子の像等の動画をHDVカメラを使用して同じアングルで撮影・編集しなおし、それぞれ比較対照するサイトを立ち上げ、コンテンツ制作を行った。

2005.7 HDVカメラで原爆の子の像の撮影(HDV)
2005.7 3台のREXCEEDで撮影した動画を編集、Webページにアップロード

Video Archives HIROSHIMA 2014(4K)

  2014年、新しく導入された4Kカメラ(SONY FDR-AX1)を使用して同様に原爆ドーム、原爆の子の像等の4K撮影映像の撮影を行った。2014年のアーカイブでは当時4K対応していたYouTubを使用した。

2014.7 4Kカメラで原爆の子の像の撮影(4K)
2014.7 4Kカメラで原爆の子の像を撮影



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