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被爆70年/2014/ Video Archives NAGASAKI(4K)

  2014年、大学に新しく導入された4Kカメラ(SONY AX1)を使用し、被爆遺構の4K記録を残すプロジェクトをスタートさせた。1995年(0.6K)、2005年(1.4K)と当時の画像規格で記録が残っている広島の原爆ドームや平和祈念公園の映像は当時と同じアングルで4K映像で記録する事とし、さらに旧広島陸軍被服支廠等の被爆遺構を追加して2014年時の4K映像として記録し、4K動画に対応したYouTubeを使用して発信を行った。

旧広島陸軍被服支廠

 広島陸軍被服支廠(ひろしまりくぐんひふくししょう)・出汐倉庫(でしおそうこ)は兵員の装備品の製造・備蓄を行た鉄筋コンクリートの巨大倉庫で、爆心地から2.7Kに位置していたにもかかわらず、原爆の爆風を受けても建物としての原型を止め、被爆後は救護所として使用された。戦後も広島大学学生寮や日本通運の倉庫として使用された建物である。2019年頃からの建物の保存活用の議論を経て2024年に国の重要文化財に指定された。

2014.6 広島陸軍被服支廠
2014.6 広島陸軍被服支廠

 窓枠は爆風を受けて曲がったままの状態で使用されており、被爆の痕跡がリアルに残る被爆遺構である。

2014.7.21 被服支廠撮影
2014.7.21 被服支廠撮影
2024.7 収録動画の編集

 2014年7月21日。3名の学生が2台の4Kカメラと1台の3Dモードカメラを持ち込み4K撮影を行い編集、YouTubeに掲載した。

Video Archives NAGASAKI 2014(4K)

 2014年9月9日,10日まで。撮影チームの2名の学生が4Kカメラを持って長崎に行き2006年にハイビジョンで長崎を撮影した映像と同じアングルを探し撮影を行うとともに、さらに城山小学校等の被爆遺構を追加して4K記録を残し、発信した。

2014.9.9  長崎駅到着
2014.9.9 片足鳥居

 2014年9月9日、長崎駅到着後、駅前、片足鳥居の撮影を行った。

2014.09.10 城山小学校
2014.9 収録動画の編集

 9月10日。平和公園、浦上天主堂、爆心地、城山小学校(被爆校舎)の撮影を行い、4K動画としてYouTubeで配信した。


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