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長崎ピーススタジアムでサンフレッチェコールを聴いてきた

 2024年12月8日、J1リーグ最終節。サンフレッチェ広島とヴィッセル神戸の試合結果次第で優勝が決まる決戦の日、ガンバ戦のチケットを取り損ねた息子に付き合って長崎のスタジアムシティ、ピーススタジアムに行くことになった。同日にサンフレッチェ広島レジーナのカップ戦(クラシエカップ)準決勝が10月に完成したばかりのピーススタジアムで行われるからである。広島のピースウィングスタジアムも素晴らしいが噂のピーススタジアムも気になっていた。

サンフレ取材班2024

 その前に安田女子大学サンフレ取材班の広島のピースウィングスタジアムでの活動は2024年12月1日のホームゲーム、コンサドーレ札幌戦をもって無事に終了した。2006年に活動を開始した時にサンフレッチェ広島の監督に就任したミハイロ・ペトロヴィッチ監督がコンサドーレ札幌の監督として新スタジアムのホーム最終戦に来られたのも何かの縁だろう。同じくペトロヴィッチ監督に見いだされて本格的に活躍し始めた青山選手の引退セレモニーも試合終了後に行われたのも感慨深かった。例年であればスタジアムで参加していたはずだが、自宅でテレビ中継を見ていた。

2024.02.10 プレシーズンマッチ

 さて、サンフレ取材班の2024年の活動であるが、学生カメラマンは相変わらずJリーグ戦全ホームゲームの撮影を続けている。前のスタジアム(ビッグアーチ)は陸上競技場であったため、ピッチと観客席の間に広大なスペースがあり、レギュレーションの範囲内とは言え、5人の学生カメラマンをピッチ周りに配置して撮影を行っていたが、新スタジアムではピッチと観客席が極めて近い(8m)ため、そもそもテレビや新聞等のカメラマンが撮影するエリアが無いということが問題であった。そのため、学生カメラマンがピッチ横で撮影する場所を確保できず、撮影は観客席横のエリアが基本となり、撮影ができるビブス1枚とカメラマン助手用のパス1枚の2名体制で撮影を続けることとなった。学生カメラマンは主にキックオフ直前の注目選手映像と勝利の瞬間の監督映像を縦カメラで撮影する他、試合中はINSIDEチームの手伝いでサポーターの様子を撮影している。

2024.6.9 FC東京戦 キックオフ前はこの位置から縦動画の撮影を行っている

2024年12月8日

 広島から博多でリレーカモメに乗り換え武雄温泉駅で新幹線のカモメに乗り換え。やっと乗れた新幹線は約30分で長崎に着いてしまうため、ありがたみを実感しないがやはりこの乗り換えは面倒。乗り換えがうまくいけば広島から長崎まで2時間30分。広島から新幹線「カモメ」に乗ったままで長崎まで2時間で着くという時代になるとよいのだが・・・

西口を出ると正面に稲佐山

 改札を出て左側の西口(いなさ口)をでてNBCの横を進むと浦上川ぞいの広い歩道に出るので稲佐山に向かって右に曲がりそのまま進む。

稲佐橋の前の横断歩道。サッカーとバスケットボールのお出迎え。
稲佐橋の横断歩道を渡ってスタジアムに到着

 駅から徒歩15分程度でスタジアム入口に到着。長崎スタジアムシティはピーススタジアムを中心にアリーナ、ホテル、商業施設等が一体となった施設でサッカーやバスケットボールの試合はもちろん、コンサートや様々なイベントが開催され、試合・イベントがない日でも休日は3万人、平日でも1万人が訪れる施設だそうである。凄い・・・

ピーススタジアムゲート
ピーススタジアムホームゴール裏

 Weリーグクラシエカップ準決勝、サンフレッチェ広島レジーナ対三菱重工浦和レッズレディース戦は12時キックオフ。レジーナのサポ席となるピーススタジアムホームゴール裏で11:過ぎに息子とその友達に合流した。まずは腹ごしらえ。佐世保バーガーが60分待ちらしいということを聞いて、発券機コーナーへ。店ごとに並んで券を買うのではなく、発券機で店と食べたいものを選ぶ方式で 45分待ち表示の佐世保バーガーをゲット。サポ席で声援を送りたい息子とその友達と別れてまずメインスタンドへ。日陰側のバックスタンド席に座ってみたがちょっと寒いので、陽があたるメインスタンド側へ移動。逆光なのでサングラスを持ってこなかった事を後悔したが、寒さには代えられない。というか、暑いくらい。

メインスタンド5列目

 メインスタンドの5列目に座ってみたが広島のピースウィング8mよりも短い、ピッチからスタンドまで5mの近さ。最前列にカメラを置けばそのまま試合撮影もできてしまいそう。一方で、テレビや新聞などのカメラマンはどこにカメラを置くのだろうとちょっと心配になってしまった。

佐世保バーガーゲット

 そうこうしているうちに時間が来たので佐世保バーガーをゲット。暑いくらいの日差しの中でおいしくいただきました。

バックスタンド側の屋根の隙間から稲佐山

 メインスタンドから見上げると、バックスタンドの屋根の隙間から稲佐山がちょっと見えていた。50年以上前になるが子どもの頃過ごしていた場所を最新のサッカースタジアムの席から見上げる日が来るとは・・・
 サポ席からサンフレッチェコールが流れてきた。今日の試合はWeリーグ戦だが、J1のVファーレン長崎戦で、ここであらためてサンフレッチェコールを聴くために、この次にまたここに戻ってきたい。その時はアゥェイ側になるのかな。

ハーフタイムのコンコース

 Vファーレン長崎の試合日は満員だそうだが、この試合も無料招待券が配布されていて、約5千人の長崎市民が集まっていた。ハーフタイムもご覧の通り。5千人でもトイレの列はそれなりに長い・・・

ヨッシャー!!!

 試合は終始押され気味の展開で、後ろにいた長崎市民の皆さんも浦和の勝利を確信していたようだったが、延長戦終了間際の劇的得点でサンフレッチェ広島レジーナの勝利。全ゴールが反対側のゴールで決まったこともあり、アレッという感じもあったが決勝の国立で連覇してもらいたい。
 延長戦まで伸びたので終了後息子・その友達と合流し長崎駅へ。スタジアム内では続いてアリーナで行われるBリーグ、長崎ヴェルカ戦のチケット販売が行われていたが建物続きでサッカーからバスケットボールの観戦を連チャンできるのが凄い。
 長崎駅から同じカモメに乗るのだが、私は指定席をとっていたので駅で別れてアジ天等をゲット。長崎でちょっとゆっくりして晩飯を食ってから帰りたいところだがサンフレッチェ広島が優勝した場合、大学内のサイネージのロールを切り替えるミッションがあったのでこの時間の席にしていた・・・が・・・・ 残念ながら優勝はヴィッセル神戸に持っていかれ、祝日本一バージョンは幻となってしまった。また来年に期待しよう。Vファーレン長崎の昇格も一緒に。


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