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心おどる一文

やっほーこんにちは。
藤城颯眞です。

『私がかなたを見渡せたのならば、
 それは私が巨人の肩にのったときだ。』

最近読んだ本の1ページ目、
すごくしっくりきた言葉です。
(確かこんな感じだったけど曖昧…)

読んだ人それぞれにいろんな解釈が
あるのだろうけれど、
僕はこのように読みました。

遥か遠くの景色を見たいとき、
それを見渡せるだけの力をつけようと
大きくなるための努力をするよりも、
もうすでにあるものに目を向けて
その力を借りる努力をするのが吉だ。

本にはこんなことも書いてありました。
私たちが新たに何かを始めようとするとき、
一から考えを始めるのではなく、
これまで先人たちが培ってきたものから
何かを生み出す方が効率的である。

将棋に定跡があるように。

定跡とは、昔からのたくさんの戦いを経て、
勝つための確率をより上げるための、
すなわち最善とされる決まった打ち方のことです。

その上でそれぞれの棋士は戦法を組み立てるの
だそうです。

常識だったり、定番だったり、
基礎があるからそこから一歩飛び出せるのです。

本の一ページ目に書いてあったというのは、
この本からしっかり学びなさいってことですね。

ということでここからは最近出会った、
なるほどそんな考えもあるのか…と
自分にとって衝撃的だった"一文"というのを
二つ勝手に紹介させてください。
僕は感嘆しました。

一つ目、『酸素を吸わなければ、人間はもっと長生きできるのではないだろうか。』

何言ってんだ、と最初は思いました。
生物は酸素がないと生きていけない、
これは常識中の常識で、それについて考えを馳せたことなどなかったからです。

しかしこれは聞いたことがありませんか。
体の老化は、酸化である。

…ということで調べてみました。すると、
太古の地球生物において酸素は猛毒だった!?
などという見出しが。

読み進めてみると、

誕生したばかりの地球の大気は96%が二酸化炭素を占め、それは現在の20倍であった。
ところが海中にあったバクテリアが光合成を始め、地球を覆い尽くすほど繁殖、そして大量の酸素が
放出される。
二酸化炭素の中で生きていた生物にとって酸素は
猛毒でありほとんどは死滅する。
そして、その環境に適応したバクテリアの一部が
現在の地球上の生物の先祖となる。
(https://www.lettuceclub.net/news/article/1016253/)

研究者ではないのでただ想像を膨らませるだけにはなりますが、
もし地球上の酸素の割合が違ったり、
もしくは違う部分に生物が存続を見出していたら。

このように人間の姿になっていたかはわからないけれど、それらは数百年と生きるものになっていたかもしれないし、もしくはもっと短命になっていたかもしれないなと思うのです。

二つ目、『人間に空気が見えないのならば、魚に水は見えないのではないか。』

それに続けて、では魚から見た空気はどう見えているのだろう?という質問に、
『私たちが見る海面と同じように青色に見えているのではないか。』

これは何の根拠があるわけでもない想像にすぎない発想だと思いますが、なんとも可愛らしい視点ですよね。

なんだか空気だ生物だと言っていますが、
たまたまそんな一文が目に留まっただけです。

魚の目がどれだけ見えているかはわからないけど、
人間よりはよく見えているでしょう。水の中では。
あの速度で泳ぐ獲物を捕まえられるわけですから。

それほどまでに見えているのなら、もしかしたら
水中はクリアに見えているのかもしれません。
鳥が青色の中を飛んでいるように見えているのかもしれません。

そんな常識からはみ出した出来事に触れた瞬間に、生きていくことにワクワクさせてもらえます。
これからもたくさんの出来事に出会えるのではないかと、ワクワクできます。

そんな楽しさをみなさんに共有したくて、
今回はこのような文を書いてみました。

朝夜は涼しくなってきましたね。
ひらめきは止まって考えるより、
動いている時の方が出るみたいです。
一緒に散歩しましょ🚶🚶‍♀️

ということで、
来月も元気にお会いしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

藤城颯眞

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