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自分自身の課題(小我)と向き合うため、長男と話してみた。

今日は久しぶりに長男とお話し。

なぜ、長男と話したか?というと、自分自身の課題と向き合うため。


昨日の心理学講座で「妻をディスったり、下げたりするような言葉をたまに使ってしまう。なぜこういう行動をとってしまったのか、繰り返さないようにしたい」


そこで出てきたのが、自分が子育てに十分向き合えていないからだと気づいた。

今回は長男とお話した結果をシェアしていこうと思う。


すべては解釈である

自分、他人、出来事はすべて無色透明。

そこに色をつけていくのは全部フィルターを通していくから。


「相手が悪い!」

「こんなことされて許せない!」

みたいになる人はたくさんいると思う。


でも、実は相手もあなたも悪くない。

持っているフィルターが悪いのだ。


できごとって言うのは今、この瞬間にここにあるもの。

それが事実であり、そこには味も色も付いていないのだ。


そもそも大前提に誰もが持っている【小我】というフィルターがある

その解釈という個人的なフィルターを通過する前に、小我という誰もが平等に持っているフィルターがある。

この小我というのはなくそうと思ってもなくせない、どんな人でも持っているフィルターだ。


この小我では十分か?充分か?という判定をする。

うまくいっていない時は充分でないというフィルターを通しているのだ。


自分が充分でないと思っているから
他人が充分でないという反応をしてくるのだ。


旦那ちゃんとのやり取りもそれだった。

自分が充分できていないと思うから、相手も充分ではないよって無意識で返してきてしまうのだ。


もちろん、これは日常的にいつも思っているわけではない。

ただ、ある時に突然ポンッと湧き出す時があるのだ。


吐き出すことはスッキリするかもしれない。

しかし、それは根本的な解決にはならない。


充分でないって思っていたら条件付きの愛になってしまって、承認できない。

人は誰しも「こうなってほしい」という期待を絶対に誰もが持っているのだ。

だから、喜んだり、悲しかったり、怒ったりする。


条件付きの愛ではなく、まるごとそのままの愛で受け止める

この期待は誰しもがする…ということと、この期待を伝えるということをしないと、条件付きの十分になってしまう。

そして、どんどん関係が無意識にギクシャクしていく。


だから、期待をIメッセージを使って届けていく。

事実を述べ、それで起こる悪い波及効果を伝え、自分が嫌な感情になったということを届ける。


そうしないと、相手は気づかない。

「◯◯はできるが、勉強はちょっとね…」と不十分な点を指摘して気付いてもらうような Youメッセージになってしまうのだ。


そうしないと、丸ごとをそのままの形で充分だと思えない。

子どもを丸ごとオッケー!と思うには、行動を否定し、存在を否定しないこと。


この行動や、この考え方はダメをちゃんと伝える。
でも、あなた自身が嫌いなワケじゃない。存在はちゃんと守ってあげる。

それが安心・安全の関係性づくりなのだと悟った。


上記の内容を踏まえ、子どもと向き合ってみる

もう自分で考えさせればいいかなと、ある程度自由にさせてきたのだが、それでは自分は十分ではなかったのだ。

「本当は自由にのびのびパソコンを使って、生きやすいように生きて、社会に貢献していける子に育って欲しい」

僕の期待はそれだった。


そこで、ちょっと考えながらも話しかけてみた。

「ちょっと良いかな?」から始まった会話。


対面で座ることをせず、隣に座って、じっくり話しを聞く姿勢を持つことで、今日はパソコンをせず、イヤホンもしないで、しっかり自分の話しを聞いてくれた。


これからやりたいことが見つからないこと。
でも、パソコンは触っていたいこと。

ニートの大人にはなりたくないこと。
算数は嫌いなこと。

オンラインでは100人くらい友達がいること。でも、それは真の友達にはならないこと。
実は唯一無二と思える親友がリアルで欲しいと思っていること。


じっくり話しを聞くと長男の将来像が見えてきた。

「自由にのびのびパソコンを使って、生きやすいように生きて、社会に貢献していきたい」だった。

まったく僕と同じ考えだった。


長男はそのためのステップをどこから進んでいけばいいのか?

どうやって見つけたらいいのか?を悩んでいるようだった。


いきなり答えにたどり着くのはまず無理だろう。

大人でも自分と対話するのは難しいのだ。


だからこそ、一人では探すのが難しいことを一緒に考えることはできる。

たった20分くらいだったのだが、久しぶりにじっくり息子と向き合えた瞬間だった。


そうか、僕はこれが本当にやりたかったことなんだ。

そんなことに気付き、実行できた今日このごろでした。

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塩畑貴志(ソルティー)
全力で教員支援の活動を無償で行っています。記事の購入代や、クリエイターサポートで応援していただけると本当に助かります! どうぞ、応援よろしくお願いいたしますm(_ _)m