読みました。「日本最古の旅行記を27人で分けて読む」超旅ラジオ
最後の遣唐使である円仁さんの「入唐求法巡礼行記」を、27人で手分けして読む。しかも、割り当てられたその部分「だけ」を読む。そしてあらすじや感想を持ち寄る。合わさった感想文をつなぎ合わせると、なんとも奥深い、新感覚のストーリーが浮かび上がる。
超旅ラジオさんが産み出した新しい読書体験「分読」の世界発の記録でもあります。
まずもう絵が可愛い！めっちゃときめく！そして分読したみなさんがイラストになっててめっちゃ羨ましい！
前書きには「好きなところから読んで構わない」とあったのですが、やっぱり最初から読んでしまいました。壮絶な旅の記録のはずなのに、途中の穏やかなところだったり足止めくらってるところの担当の方の感想は「あれ？旅してるんじゃないの？」と拍子抜けしてる感想で、落差がとても面白いです。旅の続きがあまりにも気になりすぎて、一気に読んじゃった。
でそのあとに石川さん＆唐沢むぎこさんのインタビューを読み、岡田さんのエッセイを読み、Satoruさんの旅行記を読むと、感想集にさらなる奥深さが加わって。
いやぁ、すごい読後感。。。
一旦一通り読んだ後も、仕事の合間に手に取ってランダムに開いたところを読んで、最初わからなかった細かい箇所が目についたり。
何度でも楽しめる本でした！
そして、この企画が始まるまで全く知らなかった円仁さん。すごく気になって、やっぱりやってしまいますね、検索「円仁 地名」検索。今住んでいるところは残念ながらゆかりの地がなかったですが、実家近辺にはありそうなので、次に帰ったら行ってみたいです。あと本も読みたい！
いつか参加したいなぁ、、、