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【笑いたい人向け】おすすめエッセイ5選
こんにちは、shihoです。
今日は「何も考えずに、笑える本が読みたい!」という方におすすめの「思わず声を出して笑ってしまう」エッセイ5選を紹介していきます。
1. もものかんづめ / さくらももこ
さくらももこ先生による初エッセイ。
「ちびまる子ちゃん」でお馴染みの家族の話や、さくら先生のいろんな体験談から恋の話まで、持ち前の文章力で軽快に綴られている。
まず、タイトルから「奇跡の水虫治療」「スズムシ算」など、ユニークなものばかりで、もくじを見るだけでもニヤついてしまう。
なかでも、私が好きなのは「メルヘン翁」という、さくら先生の祖父が亡くなられたときの話で、「なぜ身内の不幸がこんなに面白くなるのか」と衝撃をうけたことを覚えています。
ちなみに、このエッセイは三部作となっていて、他に「さるのこしかけ」「たいのおかしら」がある。
もちろん、全部面白い。
2.時をかけるゆとり / 朝井リョウ
直木賞作家、朝井リョウ先生によるエッセイ。
ゆとり世代である著者の日常での出来事が、冒頭にある年表に沿って書かれている。年表は、国内外情勢とそのころの著者を比較したものとなっていて、これがすでに面白い。年表だけで満足できるくらい面白い。
本編では、便意に司られたり、旅行に失敗したりと哀しくもおかしい話が23篇にわたり綴られていて、著者の見事な観察眼が伺える。
また、エッセイのタイトルは某有名な作品をオマージュしており、「風と共にゆとりぬ」「そして誰もゆとらなくなった」と共に、ゆとり三部作と呼ばれる。(さくらももこ先生のファンで、自身のエッセイも三部作にすると決めていたらしい。)
3.しんがりで寝ています / 三浦しをん
私の中でエッセイといえば、この方である。
そう、三浦しをん先生!
日記を覗かせてもらっているような、ワクワクした感覚になれるエッセイ。
ピカチュウのぬいぐるみ・EXILE一族など、著者の好きなものについて多く語られていて、私も推しがいる身として「分かる〜!」と共感しながらいつも楽しく読んでいます。
しをん先生のエッセイは、どれも心が和むものばかりなので、「少し疲れたな」「一息つきたいな」というときにもおすすめです。
4.電車で不思議なことによく遭遇して、みんな小刻みに震えました / やーこ
本屋さんでタイトルと装丁に惹かれて購入したエッセイ。
タイトルにもあるとおり、電車の中で起こった出来事から始まり、自身への戒めなども含めた全40篇が綴られている。
特に、2話目の「スマホの調子が悪くなり調べてもらいに行ったら恐ろしい事になっていた話」は、やーこさんの"読者に情景を想像させる力"が遺憾なく発揮されており、抱腹絶倒である。
やーこさんの著書はX(旧Twitter)やブログ・noteでも気軽に読むことができるので、気になった方はぜひ覗いてみてください。
5.細かいところが気になりすぎて / 橋本直
お笑い芸人、銀シャリの橋本さんによる初エッセイ。
日常の些細なことも決して見逃さず、鋭く指摘を入れる、橋本さんのツッコミ変態ぶりが伺える本となっている。
文章の臨場感が素晴らしく、まるで、目の前で橋本さんが朗読してくれているようにも感じられる。(もはや漫才を見ている感覚に近い)
合間合間には、相方・鰻さんによる4コマも描かれていて、視覚でも楽しませてくれる。
※上記5選は、周りに人が居ない状況で読むことをおすすめします。
すこし長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
ほんのすこしでも、皆さまのお役に立てると嬉しいです。
おわり。