DX・生成AI時代のセミナー講師が見た「腕組み」の深層心理
皆さんは、セミナーで「腕組み」をする参加者を見たことがありますか?
私は昨年から生成AIやDXに関するセミナー講師として50回以上登壇してきました。
その経験から、ある興味深い観察をお伝えしたいと思います。
意外な真実:講師も参加者を見ています
多くの方は、「セミナーでは講師が見られている」と考えがちです。
確かにその通りなのですが、実は講師である私たちも、参加者一人ひとりの表情や姿勢を丁寧に観察しています。
特に印象に残るのが「腕組み」をする参加者の存在です。
腕組みが語る不信感の正体
生成AIやDXのセミナーで腕組みをする参加者を見かけると、そこには新技術への不信感や抵抗感が垣間見えます。
実はこの姿勢、以下のようなメッセージを無意識に発しているのです:
「まだ信用できない」という警戒心
新しい変化への抵抗感
自己防衛的な心理状態
気づきのターニングポイント
ここで皆さんに考えていただきたいことがあります。
セミナーの場は、新しい知識を得る機会であると同時に、自分自身の無意識の態度を見直すチャンスでもあります。
腕組みという何気ない仕草が、実は学びを阻害する壁になっているかもしれないのです。
私自身、ボディランゲージを学んでから、意識的に腕組みを避けるようになりました。
その結果、より開放的な姿勢で新しい情報を受け入れられるようになったと実感しています。
腕組みする人の傾向
経験や知識が豊富な中間管理職の方に多く見られ、「自分は既にこれくらいは知っている」という自負があるため、新しい情報に対して防衛的な姿勢をとりやすい傾向があります。
テクノロジーの変化に対して慎重派である40-50代の方々に特に多く、過去の経験から「失敗したくない」という意識が強く働き、腕組みという形で自己防衛の姿勢として表れやすいことが特徴的です。
セミナー会場の後ろの方や端の席に座ることを好み、質問の時間になっても発言を控えめにする傾向があり、周囲との積極的なコミュニケーションを避けようとする様子が見受けられます。
新しい時代の学びの姿勢とは
生成AIやDXという大きな変革の波の中で、私たちに求められているのは、「疑う」ことではなく「理解を深める」という姿勢なのかもしれません。
私自身は腕組みされると逆に燃える方なので、講義に熱が入ってしまいます、、、