「ガクチカ」という言葉から考えた、人生における経験の本質
昨日、若い方から「ガクチカ」という言葉を教えてもらって、色々と考えさせられました。
就活生が面接で聞かれる「学生時代に力を入れたこと」の略だそうです。
最初は不動産用語の「駅チカ」みたいなものかと思って(笑)。
でも実は、もっと深いことを考えるきっかけをくれました。
考えてみれば、私も学生時代、ただ好きなことをやっていました。旅行したり、アルバイトで接客したり。
当時は「これが将来どう役立つんだろう」なんて、全然考えてなかった。
でも今、振り返ってみると、どの経験も私の一部になっています。
接客で学んだ「相手の立場で考える」という姿勢は、日々の仕事で活きています。
だから思うんです。
経験は「後から価値が分かる」ものなのかもしれないって。
今の若い人たちが「将来の面接のため」に経験を積もうとするのは、ある意味賢明かもしれません。
でも、もっと自由でいいんじゃないかな。
好奇心の赴くまま、やってみたいと思ったことに挑戦する。
その方が、その人らしい経験が積めるはずです。
それに、就職面接って人生の通過点に過ぎません。
入社後も学びは続きますし、むしろそこからが本番。
だから「面接のため」という考えは少しもったいない気がします。
結局のところ、人生って予測不可能。
計画的に経験を積むより、目の前の興味に正直に従う方が、長い目で見ると実は賢明なのかもしれません。