私的レッスン考
■チェンバロ:バッハは弾かない
■ギタレレ:ビウエラ調弦にしてルネサンス作品を弾く
■ウクレレ:ルネサンスギター作品を弾く
■ヴィオラ:肩当ても顎当ても使わない
こんな教科書無視の規格外だからレッスンも受けられない。
そして話が合わないから音楽仲間もできないのだ。
これだとどの楽器も一般的なレッスンのカリキュラムが使えない。
講師もこれまでに経験したことのない指導をせざるを得ないだろう。
教科書通りの弾き方に導くか、レッスンを断るかではなかろうか。
「レッスンを受けないと変な癖が付くよ」とよく聞くけど、肩当ても顎当ても使わずにヴィオラを弾くこと自体が一般的には既に「変」なのであって、変な癖もへったくれもないだろう(笑)
バロックヴィオラとバロック弓を手に入れてバロックヴァイオリンの指導者にレッスンを受ければよいのだろうが、そこまでのカネも気力もない。
手持ちのモダンをなんちゃってバロック化してそれっぽく弾ければ満足なのだ。
そんな欲求を受け入れて指導してくれる講師がいるのかね。
楽譜通り弾けたらハイ合格!
そんなレッスンをカネ払ってまで受ける価値ないと思ってる。
そんなの音楽じゃないだろう。
それなら教本や動画でじゅうぶん。
その先にあるものを伝授してくれるから価値がある。
や、楽譜通り弾けないんだが(笑)
だいたい合格って何だよ。
意味がわからん。
そんな概念必要ない。
長年受けてたチェンバロのレッスンも合格なんてものはなかった。
「あなたの今の演奏技術に対して教えられるポイントはすべて教えた。
あとは自分で仕上げてね。」
いつもそんな感じだった。
音楽の探求に終わりはないだろう。
多くの弦楽器奏者はオケかアンサンブルが着地点であって、そこでは規格品でなきゃならないんだよね。
「あの人ひとりだけみんなと違う構え方だよ」
「あの人ひとりだけ音の出し方がみんなと違うよ」
そう、みんなと違ってはいけない(笑)
突出した個性などいらないから調和して欲しい。
だよね。
レッスンは規格品を生み出すところにも思える。