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フルート買ったけど、どうしよう…。

以前からフラウト・トラヴェルソをやろうやろうと考えていて、楽器は随分前に手に入れてあった。
とりあえず独学で音階ぐらい吹けるようにと何度も挑戦しては挫折することの繰り返し。
ここにきて素敵なトラヴェルソ仲間もできたので、今更ながら本腰を入れて練習を開始した矢先にモダンフルートを入手した。

特に必要ないものだけど、ベーム式フルートとやらがどんなものなのか確かめてみたかった。

モダンフルート、楽器の見栄の張り合い要素が多くて嫌だったんだけどね。
リングキー、インライン、H足部管、総銀製、14K製などなど。
別に好きなもの買えばいいじゃんって思うけど、SNSやブログや動画でも楽器自慢とも受け取れるようなものをよく目にする。
特に材質にはみんな拘ってるけど、正直そんなに変わらないよねぇ。
「フルートの材質によって音は変わらない」なんて研究結果もあるようだし。
そいや、トラヴェルソでそんな露骨な楽器自慢っぽいのは見たことないね…。

そんな宝飾楽器の世界に関わるのは絶対嫌なので、もういっそのことプラスチック管でいいや、と割り切った。

水道管(金属製フルート)は定期的なメンテナンスが必要らしくて、維持するのもカネがかかる。
アウロスの蛍光灯(プラ管トラヴェルソ)はタンポもキーメカニズムもないから定期的に調整に出す必要もない。

そうだ、モダンフルートもメンテナンスが不要なプラ管があるじゃないか!
てな訳で NUVO を買いました。

だけど、モダンフルートを買ってはみたものの、クラシックにもポピュラー音楽やアニソンにも興味がない。
吹きたいのは18世紀フランスのフルート曲。
モダンフルートの教則本を使ってモダンフルートを吹けるようになりたいとも思ってない。
シャープ4つ、フラット3つまでの曲しか吹かないから全調スケールも必要ない。
最高音も3オクターブ目のEが出ればとりあえずたいていの曲は吹ける。
モダン楽器にありがちな「常時痙攣モード」みたいな気持ちの悪いビブラートも嫌だし、かけるならフラットマンでしょ、やっぱり。

そんな訳で、モダンフルートもトラヴェルソの教則本をベースに気が向いた時だけ吹いてみようかなと。

真面目にフルートやってる人に怒られそうだけど、まぁ今のところモダンフルートについてはそんな熱量です(笑)

NUVO Student Flute 2.0 N230SFBK
おまけ。アウロスのファイフも買っちゃった。