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【オランダ“ソロ旅”】オランダ名物フリットと世界のポテト事情

6月にオランダへひとり旅をしました。
6泊8日列車に乗って7都市(※)を巡る爆走旅。

(※アムステルダム・ユトレヒト・デルフト・
ハーグ・アイントホーフェン・
ザーンスカンス・ハーレム)

Frietはフライドポテトのことで、
実はベルギーが発祥なんですが…!
オランダでもいたるところに
フリット屋さんがあり、
じゃがいも好きの私としては
マストな食べものでした。


オーガニックのフリット屋さんへ行ってきた

このフリットのためのカウンターが活気的!

フリット食べまくりの旅、
になるんじゃないかと思っていたけれど、
結局、実際に食べたのは、
ユトレヒトのこちらのお店だけでした。


夕方に一度前を通って入ろうとしたら、
結構並んでいたので断念し、約1時間後に
再度来訪し入店することができました。

ひっきりなしにお客さんが来てて、スタッフさん達がわちゃわちゃしてるのが微笑ましかった


FrietのことをFrietenともいう。写真撮る角度が悪くソースのメニューが見えない…

ソースの種類は以下の通り。

・マヨネーズ
・ケチャップ
・カレー
・マスタード
・ピンダカース(ピーナッツバター)
・トリュフマヨネーズ
・オーロフソース
(ピーナッツソース×マヨネーズ)
・スペシャルソース(カレー×マヨネーズ)
・ヴィーガンマヨネーズ


こんなに種類あるのー!と迷いつつも、この時は
シンプルなものが食べたい気分だったので、
ヴィーガンマヨネーズをオーダー。



クリスピー感があって、おいしかったです!
脂っこくなかったので
いくらでもいけちゃいそうでした。
他のソースも試したかったな!

海外ではいつも、名前の
“Kanae”が一発で通じなくて、
今回は“Kanei”でした。


店員さんに、「合ってる?」って聞かれて、
「うーん、ちょっと違うけど、
まあこれでいいよ!」と
これもほっこりな思い出です。


オランダのソース事情

Dapp frietwinkelさんでは
いろんなソースがあったなあと、
帰国後調べていたら、
ピンダカース(Pindasaus)は、
インドネシアが起源だそう。
インドネシアの料理がここにも
影響していたのかー!と納得。
▶︎オランダのインドネシア料理についてはこちら


このソースには、玉ねぎのみじんぎりが
定番のトッピングは玉ねぎだそうです。

Planters Canada on Instagram: "The next stop on our peanut world tour is the Netherlands! 🇳🇱 Pindasaus, a creamy peanut dip perfect for snacks and appetizers! 🥜 Ingredients: - 1 tbsp toasted sesame oil - 1 tsp ginger, minced - 2 cloves garlic, minced - 1/4 tsp red chilli flakes - 1/4 cup Planters crunchy peanut butter - 3 Tbsp coconut milk - 1 Tbsp dark soy sauce - 1/2 tsp kecap manis - 1/2 tsp sambal 1 Tbsp Planters roasted peanuts, roughly chopped Instructions: 1. Heat sesame oil over low heat and sauté ginger, garlic, and red pepper flakes until golden. Let cool. 2. In a bowl, mix peanut butter and coconut milk until smooth. Gradually add the remaining ingredients, except chopped peanuts. 3. Stir in the sautéed ginger, garlic, and red pepper flakes. 4. If needed, add more coconut milk to achieve the desired consistency. 5. Top with chopped peanuts and enjoy! #planterscanada #pindasaus #peanutDip" 5 likes, 2 comments - mrpeanutcanada on August 6, 2024: "The www.instagram.com


また、このピンダソースと
マヨネーズを混ぜたソースが、
オーロフソース(Oorlog)になんですが、
ふたつのソースが喧騒しそうという意味で、
oorlog(オーロフ/「戦争」の意味)
と名付けられたそうです!

せっかくオランダへ行ったから、
この2つのソースにすればよかったな…。

世界のフライドポテト事情

オランダではフリットのことを、
patat(パタット)とも呼ぶそうです。

ちなみに、フリッツ(Friets)とも呼ばれますが、
フリット(Friet)の複数形で、
どちらで呼んでもいいみたいです。

日本ではフライドポテト、
アメリカではフレンチフライっていうし、
各国のポテト(ここでは揚げたポテトのこと)
が気になったので、以下調べてまとめてみました。

⚫︎friet(フリッツ)/ベルギー
フライドポテト発祥の地。
無形文化遺産として2014年1月に
フランダース政府に登録されたそうです。

ベルギーでは、ハリッサという
チュニジアの唐辛子をベースにした調味料に、
マヨネーズを混ぜた“サムライソース”が
人気だそうです!

なぜ“サムライ”なのかは解明されていないみたいです。

⚫︎pomme frit(ポム・フリット)/フランス
pommeはフランス語で「じゃがいも」のこと。
肉料理をはじめ様々な料理の付け合わせに
付いてきます。

フランスの国民食・ステックフリットは、
ステーキ&フライドポテトのことを指します。


フランスでは、屋台やテイクアウトで
食べるよりも、料理の付け添えとして
フライドポテトを食べるそうです。

⚫︎french fries(フレンチフライズ)/アメリカ
第一次世界大戦中に、
ベルギーに駐屯していた兵士が
“フレンチフライ”
と呼んだのが始まりだそうです。
(ベルギーの母国語がフランス語だから、
“フレンチ”)

日本のフライドポテトで定番の、
ケチャップはアメリカからきているそうです。

⚫︎chips(チップス)/イギリス
代表的なのが、イギリスのソウルフード、
“フィッシュアンドチップス”です。


⚫︎papas fritas(パパス・フリータス)/
ペルー、チリ
じゃがいもは南米のアンデス高原のペルーから
チリにかけてが原産地。
「パパス」はじゃがいも、
「フリータス」はフライのこと。

ソーセージ×フライドポテトの組み合わせ、
“サルチパパス”は、ペルーを超えて、
コロンビアやボリビアなどにも
広がっているそうです。


他、インドではガラムマサラなどの
スパイスを効かせていたり、
ベトナムではグラニュー糖を混ぜた
バターをつけて食べたり、
フィリピンではバナナをはじめ
フルーツを使ったケチャップをつけて
食べたり…と世界各国、様々でびっくり!

世界のフライドポテトを巡る旅

も楽しそうやなあ…と
また妄想が膨らみました。

◉参考文献
・丸山久美『本当に美味しいフライドポテトの教科書』
・玉村豊男『玉村豊男のポテトブック』


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旅とFIKA、プラントベースグルメ好きの
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