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寄付はコーヒーを買うように 〜2021年 solioの展望とは〜

あけましておめでとうございます!solio代表の今井です。今年もよろしくお願いします!

2020年11月25日、ソーシャルポートフォリオのsolioのサービスがスタートしました。

開始して1ヶ月が経って、150名以上の方が #ソーシャルポートフォリオ を作って12種類のジャンルの支援をしていただいています。

また、こういった紹介noteも書いていただいています。大変うれしいことです!

2021年のsolioの展望は

今年のsolioは寄付したことがない個人が寄付できるように新しい機能を実装予定です。サービスリリース後、嬉しかったのは「寄付したことがない」と話していた若い方が「solioなら寄付してみようと思った」と話してくれたことや実際に #ソーシャルポートフォリオ のタグを見てみると、「はじめて寄付をした」という若い層が多かったんです。

また、こちらの記事でも書きましたが、変化を促せたと思っています。

solioを通じてソーシャルポートフォリオを組むときのはユーザーの約5割はSNSで書いており、寄付をしたことが気軽に表明できるサービスになったのだと思っています。これはsolioが起こした大きな変化だと思っていて、「寄付をしました」という表明はこれまで芸能人や有名な起業家の人が大きな金額を寄付した時にニュースで流れるものだったのに対して、solioは個人が「寄付をしました」という意思表明をしやすくしたのだと思っています。変化を起こしつつあるという実感がここにあります。

まだまだ小さな変化ですが、大きなポテンシャルを感じています。

そして、今年はもう一点、法人からの問い合わせがリリース前後から多かったので、法人から寄付が継続してできることも実装しようと動こうとしています。特に決済やサービス利用時に寄付したいという問い合わせが多いので、今年早めに公開できるようにしていきます。

コーヒーを買うように寄付を

寄付と聞いた時に「誰か偉い人がすること」「社会に関心がある人がすること」いう大きな壁があります。NPOの代表を9年勤めながら思うのは、寄付をする人は様々なNPOの複数している方が多い、という印象を持っていて、なかなか裾野が広がりにくい雰囲気に包まれています。ただ、コロナの状況下で興味深かったのは一番金銭的には余裕がない20代の寄付意識が高かったことです。

6月11〜18日に行ったオンライン調査(20代以上の男女1249人が回答)によると、10万円の給付金のうち「少しの金額でも寄付したい」と考えている人は全体の27.9%。最も寄付に前向きだったのは、20代(37%)だった。寄付したい金額は、年代が上がるにつれて高くなる傾向が見られたが、「10万円以上」と高額の回答をした20代は5.6%で、全年代の中でもっとも割合が高かった。

z世代やミレニアム世代の一部などかなり寄付意識が変わってきていますが、もっとより自然に寄付ができるようにしていきたい。たとえば、コンビニいくとき、ネットで服を買う時、旅行や体験をするとき、コーチングを受ける時、僕らは自ら選んでその企業や個人から物やサービスにお金を払います。そうした中で「寄付します」と公言せずともコンビニでコーヒーを買うようにすっと寄付できるようにしていきたい。募金箱だけじゃなくて、何か買った時に既に自分のポートフォリオで寄付できるようにしたり。

もちろん、NPOを自分で選んでマンスリーサポーターになるのもきっといい。でも、サポーターになることは関心が高い人がすることで、20代でも残り63%は寄付に関心がないかもしれない。それでも、日常の購買行為に寄付が入り込んでいたりすると、会社で仕事をしているときや大学で生活をしているときに「そういえば、いつも買う時、寄付している」と課題に関心が持つ機会が広がるかもしれない。

日常に寄付が溢れて、それが社会課題の解決につながっていくようなことが優しさ溢れる、希望があるような社会になっていくのではないか。それを実現させていく会社にしていきたいと思っています。

「この国には何でもある。だが、希望だけがない」

 村上龍の『希望の国のエクソダス』で主人公が話していたその言葉には希望を見つけられない無念さが秘められていました。でも、寄付はきっと希望を生み出すことができると僕は信じています。

スタートアップとしてまだまだ未熟なことも多いかと思いますが、2021年もよろしくお願いします。

あと、最後に。2021年、まだsolioをしたことがない人は始めてみませんか?


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