あなたの毎日には「緩急」がありますか
こんにちは、フリーランスデザイナーの塩川です。
朝一番にウォーキングするのが日課で今日も行ってきました。いつもは無意識に早足になってしまうんですが、今日はいつも身体のメンテをお願いしているカイロプラクティックの先生の言葉、
を思い出して、あえてかなりゆっくり歩いてみました。それで気づいたことを今日は書いてみます。
「緩急をつける」という言葉があります。
状況に応じて速度を速くしたりゆるめたりすること、という理解が一般的かと思います。これを日常生活に当てはめた場合、多くの人が意識しているのは「急」の部分でしょう。
朝の通学・通勤を慌ただしく過ごし、急いで電車に乗る
子供の送り迎え
大量のメールをさばく
仕事の期限に間に合わせるよう、集中して作業をする
緊急対応の依頼がやってくる
次々とやってくるオンライン会議の予定
タイパの良い学習方法を行う
時短しようとしてパパッと料理をする
コスパの良い旅行をする
ジムで高負荷のトレーニングをする
対して、「緩」の部分はこのようなものが挙げられます。
朝のゆっくりとしたコーヒータイム
リラックスした読書時間
友人に手書きの手紙を書く
のんびりとした散歩
スロークッキング
歩きながら風景を撮影する
ヨガのセッション
映画鑑賞
絵を描く、スケッチする
お庭の手入れ
マッサージを受ける
お風呂にゆっくりと浸かる
星空を眺める
アロマテラピー
瞑想する
僕は読書が好きでいろんな本を読むのですが、そこでは「成功者はどういった習慣をおこなっているのか?」といった内容がいろんな本で断片的に出てきますし、そのことズバリの本も出版されています。
それらに共通して際立った点は、緩急の「急」をどうするか よりも、どちらかというと「緩」の生活習慣の時間をしっかり取っている点です。
「それは金持ちで時間の余裕があるからだろ」という意見もあるかと思いますが、成功したから「ゆるい時間」を過ごせているのではなくて、「ゆるい時間」をあえて取ったから成功した、と言った方がしっくりきます。
「そんなバカなw」と思うかもしれませんが、一般的な感覚に反するからこそ多くの人が辿り着けないんだろうと思います。
「ゆるい時間」を取るとなぜ成功に近づくのか
「ゆるい時間」と書くととらえ違いをされそうですが、ダラダラ過ごしていたらうまく行く、というわけではありません。いつも「決まった動き」にばかり脳も身体も慣らされてしまって、硬直化した自分をゆるませるのが「ゆるい時間」なのです。
「ゆるい時間」を取ると、リラックスすることで疲れた身体が回復する以外にも以下のようなことが起きます。
いつも同じタイプの思考で張り詰めた脳が解放される
無意識の処理能力「デフォルトモードネットワーク」がオンになり、溜め込んだ知識や経験がつながり始める
外のことばかり考える時間が減り、内、つまり自分について考える時間が取れる
特にデフォルトモードネットワーク(Default Mode Network: DMN)の力は強力で、僕もこれをフル活用していますが(そもそもこの投稿を思いついたのもそれ)、DMNについては長くなるのでまた別の投稿で解説しますね。
いつも「急」に囚われた「セカセカ時間」を過ごしている時は、ほとんどが自分以外のことについて考えていませんか?「はやく会社に着かなきゃ!」「次はあの仕事をやらないと!」「仕事を15時までに終わらせて子供を迎えに!」などなど。
自分について考えるとは、たとえば「もっとこういう仕事だと良かったな」とか「こんなスキルを身につけたら転職できるかな」「こんな部分を直したら人間関係良くなるかな」といった、自分の人生の舵取りについて時間を割くことです。
つまり「急」に囚われた生活ばかりしていると、自分の人生をどうしていくかしっかり決めることができないといえます。自分の人生をどうしたいかが曖昧なまま日々の忙しさにかまけていて、自動的に人生が好転することはほぼありません。
どうすれば「ゆるい時間」を取れるのか
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