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食べ歩く!美食の街ヴァレンシア備忘録3 

夏が過ぎるのは早い。ヴァレンシアへ行ってから一ヶ月も経った。その間に何度かショートトリップもした。今年は珍しく夫とちゃんと旅行をしている。偉いぞ、私たち。
それにしてもトリップという言葉は使っていいのか? まるで薬中毒者のようだ。普通に小旅行と書いたほうがいいのか悩む……。これもオランダ在住が長すぎる弊害なのかもしれない。

スペインからオランダへ帰り家のメンテをした。写真の仕事をした。
あ〜、どんどん、スペインは遠くなる。
あの暑くて眩しい太陽が遠くなる〜。このままではやばい。早く書かないと。

知るか! と誰かが私に言う声が聞こえたような聞こえないような気がする。自分を責める自分の声かもしれない。

このまま妄想がひどくなるのはやばいので、とりあえずヴァレンシアの街歩きをはじめ気づいたことの残りを書いてみようと思う。まずは何をおいても食事であろう。違った?


バスに乗り街へ、グルメの街を味わう


着いた日はこのスペインの暖かさに気分がハイ(この言葉も!)になった。ホテルの目の前にとまる市内バスを使いセンターへ。現金も、デビットカードもクレカも使えて片道1.5ユーロ! 安い。現金が使えるのは嬉しく、交通機関は珍しく現金を使うことに決める。ちなみに現金に触るのは、オランダ生活だと太極拳のレッスンのみ。

向かった先は、有名な中央市場、Mercado Central。ここは、ヨーロッパ中で一番大きいマーケットらしい。本当か? 

シャッターのお店も多い。かきいれどきなのに、おやすみ?

夏休みのせいか、中央周辺のショップは賑わっている、けれど周辺のお店は閉まっていた。特に魚関係のお店! 開いていたのは二つだけ。魚関係で言えば、ヨーロッパ一番というのはかなり大袈裟かもしれない。そして、一部はシャッター街のようだ。これは閉まってるだけ? 残念ながら倒産したお店も多いのかもしれない。(コロナ後遺症?)
また、バルで朝食とかランチができると書いてある記事を事前に読んでいたので期待していたが、そのような場所は見当たらない。 
もしかしたら午後2時ごろになると突然椅子が並べたりするのだろうか? この辺り全くわからず。オランダと国民性の違うスペイン。まだ、マスクをしている人もほんの少し見かけた。やはりラテンの国は日本と同じで、慎重な人が多いのかも。


お肉屋さんあたりに人が多い!



お魚屋さんのお店の一つ。料金が書かれてあり無口で職人風の人の処でまずはオイスターをいただく。死ぬほど朝食を食べたのを忘れ、まだ12時にならないのにパクッ。
私たちに続き、他のツーリストもここに集まる。やはり値段が書いてあるのはお店の基本のキ。

何種類ものオイスターが並ぶ


ヴァレンシア風は魚類は入らないとは!

そしてコロン市場(Mercado de Colón)へも行ってみた。

コロン市場


カフェレストラン以外の下の階は90%がシャッター街状態。ここもこれから撤退するお店で一杯な気がする。残念。
スペインは、コロナ禍で、食関係の大切なお店をたくさん失った気がする。(その分ヴァレンシアは、この次の番外編で書くけど違う分野は大きく羽ばたくらしい)

そして一泊目、この夜食べたのは一応パエリア。
なんと! パエリア発祥の地と言われているのに、魚介類は載っていない
えっ、なぜ? ちょっとハテ……

美味しいけど重すぎる

パエリア発祥の地の伝統料理にはシーフードがない?


ウエイトレスの人なぜと聞くと、シーフードは邪道!と。魚介類派の私たちはどうやらここでは食べれないということがわかった。
伝統的には白インゲンとかウサギが入ってるのが本物らしい。基本のパエリアは、私たちには少し重すぎた。
ところが、伝統料理にも違うものもあるとその後わかった。それは黒パエリア!(arroz negro) えっ! 

これが上手いのなんの。
こちらは見た目の悪さで気持ち悪くて悩んだ末の5泊目にオーダー。
激ウマ!
美味しい!美味しすぎる!これは、みんなに伝えたい旨さである~!

美味しいからとやたら勧められたが手を出さなかったがついに目の前にあった。
見た目は太いヒジキ

イカ墨の短いパスタだ。これは流石に魚介。お歯黒にはなる見た目と違い、優しく柔らかい味わい。今まで食べたスペイン料理の中では一番!

そして、芸術科学都市がホテルに近いのもあり通ってしまった、オイスター専門店Ostras Pedrín Cienciasがここ。
オイスター専門店だけあり、スペインだけではなくフランスのオイスターもある。味比べをさせてもらい気にいったのは、スペインの味の強いもの。これこそ、海の幸! イタリア人女性のウエイトレスがいたんで、よく通った。

他にもこういうタパスも。上は、マグロの刺身オイル漬け

コレストロール過多でいいんじゃない?


海老天が、照り焼きになりのっているタパス


朝食。オレンジジュースは美味しいし、セラーノハムはドンドン胃の中に入る。パンも美味しい。街へ行くとタパスの嵐。分かったのは、ここは、どうやらコレストロール万歳の街だということ。

そのせいで、ヴァレンシアは太って四角くなった体型の人ばかりなのだ。おばさん、おじさんはたいてい四角い。昔のスター・ウォーズに出てきたロボットR2-D2のようである。
ここにいたら私もロボット体型になりそうである。真面目にやばい、それでなくてもコレストロールが高く問題なのに。😂

どこに痩せているスペイン人はいるんだろうと見渡したら、どうも高級エリアになりつつある、芸術科学都市あたりのスペイン人は痩せているのに気づいた。
スペイン人、全員太ってるわけではないのですね。当たり前だけど……。
センターでは見かけないタイプの人たち。センターで可愛いのは北の国から来たツーリストの若者たち。

それにしても骨粗鬆症と言われた人や、ビタミンD不足な人、大病をして休みたい人、痩せすぎの人はぜひ行ってほしい街である。とにかく、太れる。

一皿料理しかださない、定食屋のカフェレストラン。こういうタイプのカフェはランチにありがたい。私たちの隣のテーブルでは若い女性二人組のオランダ人がトランプをしていた。どこへ行ってもオランダ人、と心の中で呟いた。


この一皿にデザートがついて12ユーロ(下写真)大きいサイズだと16ユーロ


中堅クラスの普通のレストランも普通に美味しいし、テイクアウト用のカフェなどもok。当たり外れはあまりないのは嬉しい。サービスも悪くない。

イカリング! おしゃれ。
とあるレストラン

毎日、スペイン料理店を食べまくった。トルティージャ(オムレツ)も食べたし、ガスパッチョも美味しかった。典型的なものはかなり食べた。で、太った! 😅😅😅

流石にスペイン料理にうんざりしてきたので、日本食を食べる、ところが


 予約したレストラン、行くと超高そうでまず仰天。で、シェフもウエイトレスも日本人はゼロ。

寒い。外の気温36度、レストラン内19度くらいのエアコン設定。


間違えて、思いがけず高級レストランを予約してしまったのだ!   私としたことが!     深海(shinkai)。

流石のおいしさでした! ただ、ランチ、3時間半。そして説明長すぎ。
途中、日本人なので分かります! と言いたくなったが我慢我慢。
エアコン効きすぎていて、途中から震えながら食べていた夫。
この後夫はバスではなくタクシーでホテルへ直行。
倒れました。おそらく熱中症! 
やってくれました。旅立つ前の晩、高熱

というわけで、思い出としてはなんとも〜なこのレストラン体験になってしまいましたが、さすがミシェランらしく、店内の清潔さも最高の美味しいレストランでした。感謝! ただエアコンは25度くらいでお願いしたい。

というわけでなんだかよくわかりませんが長くなりすぎました。読んでくれてありがとう! 次は番外編? 

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