「足は人間工学上、最高傑作である」
「ヒール靴特化のオーダーメイドインソールを3Dプリンタで作る」
Soleil Soleの大住です。
いつも足の3Dデータを見ているせいか、先日夢で人が切断されるのシーンが出てきて、足だけがやたらリアルで冷や汗かいて目が覚めてしまいました。
今回は足って面白いよってことを記事にしようと思います!
たまに男なのになんでヒール靴関連のことやっているのって聞かれるのですが、シンプルに足がめっちゃ面白いからです。
ちょっとした話のネタにはなると思うので是非読んでいただけると嬉しいです。
「足は人間工学上、最高傑作である」
ルネサンス時代の芸術家である「万能の天才」レオナルド・ダ・ヴィンチは実は人体解剖のパイオニアでもありました。彼は絵画の登場人物をよりリアルに描くために、人体の仕組みから研究しました。
#向上心の塊
彼は足について
「足は人間工学上、最高傑作である」
と述べました。その心は、人間の全身には210個の骨で構成されているのですが、片足にはなんと28個(種子骨を含める)の骨が使われています。つまり両足で、全身の1/4の数の骨が存在するんですね。逆に質量比でいくと、全身の4%にしかすぎません。じゃあ一体どんな精密な作りになっているんだって話になります。
アーチ構造
足の構造上、最も大事になってくるのがアーチ構造です。
足のアーチは2つの縦アーチと、1つの横アーチから構成されています。
縦アーチとは踵からつま先の方に伸びるアーチのことで、足の外側、内側と2つのアーチがあります。
横アーチとは足の幅が一番広くなっている部分のアーチのことです。
この3つのアーチ構造によって、人間の全体重を支えることができています。そう考えると、質量比でいうと全身の質量に対してたった4%に過ぎない足が全身を支えるということが結構すごいことだと思えてきます。
実はこのアーチの構造は人体だけでなく、建築物にも応用されています。
(ローマ橋の半円アーチ(スペイン アルカンタラ),Wikipediaから引用)
アーチ構造は西洋建築での歴史が長く、とりわけ古代ローマ人が建造物にアーチを多用するようになりました。ローマが位置する地中海沿岸では木材はあまり豊富でなかったため石材を用いた建築が主流でした。石材は引張力に弱いのが特徴だったのですが、アーチ構造は部材間で圧縮力を伝達し合うことで荷重に対して抵抗できるため、石材との相性が良く、ローマの建築に用いられたというわけです。ローマ橋、ローマ水道、門など、あらゆる建造物に用いられています。
日本にあまりアーチ構造の建築物が見られないのは、日本は木材が豊富であったため、柱と梁を構造体とした建築手法が主流だったんですね(産業革命前までの日本の建築手法と言えばこれ)。
少し話がそれましたが、つまるところアーチ構造は重いものを支えるのにかなり適した構造になっています。しかしヒール靴は、このアーチ構造を崩しやすい構造になってしまっているのです。
次回はヒール靴が抱える問題点について書いていこうと思います!
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DMM.make Akiba
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東京大学 国際工学教育推進機構 アイデア工房
主にプロトタイプ開発に用いる3Dプリンターを提供していただいています。東大の学生なら利用しやすいので、ハードウェアのプロト開発の際は尋ねてみると良いかもしれません。
SONY IGNITE YOUR AMBITION
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アイデア構想からプロトタイプ開発まで一貫して取り組めます。
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