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子連れ再婚の現実、血の繋がりがある方がやっぱり可愛いの?

私は3人の子連れ再婚の後、今の旦那さんとの間にもう1人子供を授かりました。
言うまでもなく、上3人と旦那さんの間には血の繋がりはありません。
親子に血の繋がりなんて関係ないと言うけれど、実際のところどうなのか。
4人の母として、そして3人の子連れで結婚してくれた初婚の旦那さんの妻として、感じている事を素直に綴ります。

やっぱり自分と血の繋がっている子供の方が可愛い?

4人目が生まれる前、私の連れ子3人と旦那さんと5人で生活していた時、旦那さんの知人で何人か子連れ再婚をしている方がおり、その人達から「絶対自分の子供の方が可愛いに決まってる」と言われていた旦那さん。
3人の子供達の再婚後のメンタルや将来のことを、私以上に真剣に考えてくれており、大きな愛を惜しみなく注いでくれました。「みんな自分の子供の方が可愛いって言うけど俺もそうなるのかな?こんなに3人が可愛いのにそんなの考えられない。」と言っていました。

実際はじめての自分の赤ちゃんを前にしたら、「赤ちゃんってこんなにも可愛いんだ!」と目に入れても痛くない様子です。それは私も同じで、何人目でも赤ちゃんって何をしても何もしなくても本当に可愛くって、小さいものを守ろうとする本能もあるので、やっぱりいつだって一番下の子は甘やかしてしまいがちですよね。(上の子達ももちろん可愛いですし、愛情に差はないのですが)

4人目が生まれてから、「実際血の繋がりがある子の方が可愛かった?」なんて怖くて聞けませんし、そんなこと聞く必要もないと思います。

ですが、正直なところどこかで私の中に「上3人よりも自分の血の繋がりがある4番目の子の方が可愛いと思ってるんじゃないか」という、実にくだらない不安があるのも確かです。それをもし上3人の子供達が感じ取ってしまったら、辛い思いをさせてしまうからです。
更に言えば「旦那さんが私ではない子連れじゃない女性と結婚していたら、自由に使えるお金や時間ももっとあり、こんなに大変な思いさせなくてもよかったのに」と申し訳ない気持ちもあります。もちろんその全てを覚悟の上で旦那さんは私と結婚していて、そんな不満を漏らした事は一度もないのですが。

しかし、ふとした瞬間に4人目の子に対して「可愛いねえ!アナタは!」と声をかけているのを聞いて、「アナタは?アナタはってことは他の3人は可愛くないってこと?」とまたくだらない事を感じてしまったり、上の子達に旦那さんが注意する時にキツイ言い方だったりすると、「それ4番目の子でもそう言う言い方するのかな?」なんてよぎってしまうことも。
もしかしたら、私が一番血の繋がりのありなしを気にしているのかもしれません。

どこかで旦那さんは、やむを得ず上3人を育ててあげてるという犠牲を払っているように感じてる部分があるのではないかと、ふとした時に思ってしまいます。

本当の親子なら貴方もちゃんと半分ずつ責任持って当然!と旦那さんに対して思えるのですが、
どこか遠慮してしまい、上3人が旦那さんを困らせないかドギマギしてしまうことがあります。

パパ!と懐いてくれてる子供達に申し訳なくて、そんな自分が嫌になります。

上3人のことで旦那さんに遠慮してしまう事を、実際に旦那さんに相談したこともあります。
「みんな大切だけど、まだ小さいから4番目ばかり見てしまって、そんな風に思わせてしまってごめんね。みんなそれぞれの可愛さがあるんだよ」と言ってくれました。

一番はくだらない自分の思考に問題があるんですよね。

しかしそれが子連れ再婚をした私の本音です。

血が繋がっている親子でもうまく行かないことだって山ほどある

実際に私自身が血の繋がった母とも父とも、良好な親子関係を築けませんでした。
幼少期、激しい喧嘩ばかりだった両親。
どちらの親も厳しく、感情のままの言葉や暴力をぶつけられ、その圧力に怯えて育った記憶が確かにあります。
結局、血の繋がりがあるなしではないんです。
急に3人、4人の父になることは、並大抵の事ではありません。旦那さんなりに、慣れない新米の父親ながらも精一杯頑張ってくれているから、それだけで十分感謝しても尊敬しても足りないくらいなのです。

今となっては、私の父も母も新しい家庭を持ちそれぞれ生活しており、憎しみも何もありませんが
反面教師として同じような思いを子供達にはさせたくないと常に思っています。

ですが育ちとは残酷なもので、それだけ強く思っていても、余裕がないと無意識に自分が言われてきたような言い方をしてしまったり、自分が子供の頃に感じた気持ちの小さな芽のような気持ちを子供から出させてしまうこともあります。

未熟な親なのは、旦那さんではなく私の方です。

子連れ再婚は、綺麗事だけでは済まないけれど、夫婦で思いやり合う事がなにより一番大切

これは改めて、自分への戒めです。
どうしても余裕がなくなると、旦那さんに期待や見返りを求めてしまう自分がいます。
こんなに大変なのに、私の側にいてくれて、子育ても家事も協力してくれる。
更には女性としても大切に扱ってくれる。
私ももっと、旦那さんに安らぎを与えられるよう成長していきたいと思います。

長々と読んでくださった方ありがとうございました。


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