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コロナワクチン接種と注射恐怖|注射恐怖は、不安障害の中の先端恐怖症の症状です


この記事は「シノブラジオ」の覚え書きです。本編が気になったら、下記のラジオのほうもお聴きください。
>>シノブラジオ

臨床心理士・公認心理師の高間しのぶです。志木市のソレア心理カウンセリングセンターでカウンセラーとして働いています。もうすでにコロナワクチンの接種が始まっています。今日は注射恐怖について。

■テーマ

コロナワクチン接種と注射恐怖|注射恐怖は、不安障害の中の先端恐怖症の症状です

◇こんな悩みを持っている方に
・注射が怖くてたまらない
・子どもが注射を嫌がってしょうがない

◇そんな人がこの放送を聴くと、
・注射に対しての対応が分かります。

◇ツイート紹介
今日のテーマは、アメリカ心理学会のニュースを紹介したものになります。


■注射恐怖の実態

・子どもの20-50%、大人の20-30%は先端恐怖という報告も。例えば、医療従事者の8%と介護施設の労働者の18%が先端恐怖症のためにインフルエンザワクチンを回避
・針に対する恐怖がワクチン接種を妨げる可能性があり

■先端恐怖がもたらすマイナス面

・ワクチンや血液の処置を延期またはスキップする、あるいは完全に拒否する可能性
・先端恐怖症と診断されている患者は、VVR(血管迷走神経性反応)をおこす可能性。つまり、心拍数と血圧が上昇した後、急激に低下し、めまい、吐き気、発汗などが出現

■低レベルの注射恐怖の人々に有効な心理的介入

・気晴らし(音楽やビデオ視聴など)
・深呼吸
・ポジティブリフレーミング「1秒ガマンしたら10日の苦痛(感染隔離による)がない」
・ポジティブセルフトーク「私はワクチン接種をすることができます」
・皮膚麻酔クリーム⇒副作用注意(医師に要相談)


■高いレベルの注射恐怖の人々に有効な心理的介入(治療)

・曝露療法
「針の絵を見る→現実の針を見る→注射のシーンを見る」など、恐怖のレベルを徐々に上げていく行動療法。これによって、注射で生き残れることを理解できて、不釣り合いな恐れを克服する。

■まとめ

・注射恐怖は珍しくない
・気をそらすことで克服できる場合もある
・曝露療法が必要な場合もある

明日は子どもへの対応をお伝えします。



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