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誰にでもある感情の凍結|3種類の凍りつき

感情凍結は、どんな人にもありますか?愛着障害、愛着不全のどちらにもありますか?またその場合、凍結の仕方に違いはあるのでしょうか?

高間しのぶへの質問箱

※今回の記事はラジオでも視聴できます。テキストを見ながらどうぞ▼

※この記事は、Twitterの質問箱に来た質問を深掘りして回答したものです。

■感情が凍り付くパターン

感情が凍結して、感情が出てこなくなることは、どんな人にもあります。安定型の人でも、愛着に問題のある人でも、あらゆる人に起こり得る現象です。例えば…

  • 普通の人なら、PTSDを受けたその時点から、恐怖感情が凍結します。
    その結果、解離症状も現れてきます。解離しないと恐怖を感じるからです。解離しているため、日常生活がうまくまわらなくなります。

  • 愛着障害の人なら、幼少期から、さまざまな感情が全般的に凍結しています。恐怖感情も凍結していますが、恐怖が大きすぎて凍結しきれなくなって、漏れ出てきます。
    その結果、対人恐怖になったりします。

  • 愛着不全の人なら、学童期あたりから、怒りの感情が、凍ったり溶けたり、シャーベット状になったりしています。
    見捨てられ不安も強くそれが恐怖につながったりしますが、見捨てられ不安の根底には、怒りの感情があります。見捨てる者(親)への怒りが強く渦巻いています。

■愛着不全と想定される人の事例

愛着不全を自覚する方から、こんな質問もいただいております▼

30年くらい前ですが、まさに感情凍結状態で 、悪気は無いけど無神経な義父母に、やりたい放題やられても、ひたすら我慢しました。5年ほど して耐え切れなくなり、引越し、合鍵を渡さな かったので24時間アポ無し訪問は無くなりましたが、すでにPTSDは発症していて、今も引きずっています。愛着不全の自覚がありますが、それと感情凍結は関係ありますか?

高間しのぶへの質問箱

義理の父母の訪問を回避できて、感情凍結は解けたのでしょうか。PTSDとの記述があり、その原因が何かは記載がないので分かりませんが、義理の父母の突然の訪問が何らかのPTSDを引き出したのでしょうか。もしそうであるなら、ご主人との関係は、今どうなのでしょう。

そのあたりの人間関係や事実関係も知りたいところです。ただご自身が愛着不全の自覚があるとのこと。義理の両親の行動から判断すると、あなたばかりではなく、ご主人も十分に愛着の問題をかかえていらっしゃるのでしょう。そうであるなら、夫婦関係にも問題があるのではないでしょうか。

あなたの感情、特に怒りが、活き活きと動き出し、あなたの感情の凍結状態を吹き飛ばし、さらにはPTSDも吹き飛ばすくらいなれば、感情は息を吹き返すでしょう。

感情凍結と愛着不全とは大いに関係がありますので、ぜひカウンセリングの門を叩いてください。もつれた人間関係が氷解し、あなたの感情が、この春の風の中で、のびやかに呼吸を始めますように。

◇ラジオおやすみカフェ:今宵のメニューは…大学受験浪人の心得。知的生活の方法ー学習計画より生活計画

■他の助けを求めるのもいいでしょう

もし、あなたが感情が凍てついていると感じているなら、臨床心理士などの心理の専門家にアドバイスを求めるとよいでしょう。時間はかかるかもしれませんが、あなたのカウンセリングがうまくいきますように。

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