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人生ではじめて初対面の人だらけのボードゲーム会に参加してきたはなし【謝辞】
今週前半、具合が極端に悪く、何も悲しくないのに15分おきに1回涙が流れ、理由もなく発狂し、そして何事もなかったかのように落ち着くような症状に悩まされていた。
私の意思とは関係なく身体がそうなるものだから、ろくに人とも会えず、最低限の外出に留め、とにかく心の療養と服薬で後半にはだいぶ外に出られるようになった。
そんなタイミングで誘っていただいたのは、noteで仲良くなったフォロワーさん主催のボードゲーム会だった。
主催者さんの情報が気になる方は、勝手に探して任意に見ていただければと思うのでいたずらに紹介はしないが、とにかくどんな方にも別け隔てなく優しく、誰よりも人に気を配っていて、そして真っ直ぐな方だ、と私は思っている。
はじめてお会いしたときから、あらゆる現象や心を言語化する解像度が高く、たいそう感動したし、とても人間として魅力的な方だった。
そんな方がこれまでに過去2回主催していた「ボードゲーム会」。
主催者さんのフォロワーさんどうしがほぼ初対面で集まって、色々なボードゲームを遊ぶような、とにかく楽しい会であることは知っていた。
上京してすぐの私はまだ友達も少ない。
私も参加してみたいな、と思ったが残念なことに諸事情もあり「もう開催する予定はない」と聞かされていた。
そんな中で、奇跡的に第3回が催行される事になったとお誘いをいただいた。
嬉しかったし、何より素敵な主催者さんがつくる素敵な会や、それに共感する皆さんも間違いなく素敵な人であると確信して、あらゆる予定をリスケして体調もそこに向けて全力で調整し、参加を決めた。
初対面の人とボードゲームをするなんて、私の人生で初めての体験だ。
ちゃんと馴染めるのか、ちゃんとゲームができるのか。迷惑なことをしないようにしなければ。
いざ行こうとすると最初は動悸と緊張で激しい腹痛に襲われ、下腹部の痛みで最寄り駅から動けなくなってしまい、すこしだけ遅刻してしまった。(皆さん、すみませんでした…)
遅れて到着した私を待っていたのは、本当に、本当に素敵な参加者の皆さんだった。
「先に始めていてください」と心で土下座しつつメールしていたため、とりあえず着いたら全力謝罪してしばらく観戦しようと思っていたのだが、ボードゲームどころか自己紹介もせずに待ってくださっていた。(重ねますが本当に申し訳ございませんでした…)
自己紹介もそこそこに、主催者さんセレクトの珠玉のボードゲームらとも初対面。
当然だがボードゲームは自己紹介してくれない。
そこでも主催者さんの腕が光る。
私のようなIQ30の人間にもわかるように、丁寧にルールを説明しデモンストレーションまでしてくれた。
そして、恐らく一度やっていてルールを知っている参加者さんも、ウンウンとその場を盛り上げてくださる。
つい会話が途切れる瞬間には、軽い身の上話も挟みながら常にその場には皆さんの笑顔が溢れていた。
ゲームは初心者でもルールがわかりやすく、盛り上がりやすいものを厳選してくださったのだろう。
疑心暗鬼のプロレスができるような要素も多く、「えー、〇〇さん怪しいな」と言ったように、それぞれが疑い合う、という会話もスパイスになった。
本当は全ての時間について一挙手一投足語り尽くしたいし、なんなら録画して頭の中でエキシビションでも放映したいくらいだった。
私はあいにく予定があり、途中退席したため惜しくも皆さんにじゅうぶんのお礼を伝えることができなかったのだが、いつかまたあのメンバーでボードゲームの卓を囲みたいし、ひとりひとりに好きですと告白して回りたい。
サバンナでギリギリ生きていた私の心にオアシスが生まれた瞬間だった。
突然参加して、好きなように振る舞ってしまった私を赦してくれたすべての参加者さんに感謝を伝えるとともに、精一杯の愛を、そして何より主催者さんには最愛の感謝を贈りたい。
素敵な環境に連れてきてくれて本当にありがとうございます。
今日はすごく楽しかったが、今日以降インターネットでのオフ会に参加するかはわからない。
多分今日以上に楽しい日はやってこない、ような気もするから。
いつかまたどこかで出会えますように。