地域をあげてひな祭り 「阿知須ひなもんまつり」で阿知須の町を散策
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3月3日「桃の節句」に向けて、2月上旬ごろから各地でひな祭りのイベントが執り行われています。大体のものは3月まで開催されていますが、本記事でご紹介する「阿知須ひなもんまつり」は、2月上旬に数日だけ催されるお祭りになります。
2005年に阿知須のまち興しを目的として、福岡県柳川市の「さげもん」をヒントに始まりました。
いぐらの館(旧中川家住宅)
まずは阿知須の名所「居倉(いぐら)の館」に足を運びました。
この一帯は、廻船業を営んでいた商家が多く、古民家や漆喰の壁といった街並みを残しています。
ここでは有志の方々による琴の演奏会や、ゆず茶のおもてなしがありました。部屋いっぱいのお客さんが演奏を聞き入っていたり、暖をとって休憩したりと過ごし方は様々。
そして、メインとなる飾り物のギャラリーは・・・こちら!!
館の雰囲気とあいまって、引き込まれる感じがしました。少し館内が暗かった分、ぼんやりとした灯が強調されています。
ちなみに、中庭では梅がきれいに咲いていました。
余談ですが、10月ごろは渡り蝶のアサギマダラが飛来するため、写真を撮りに来る方が大勢いらっしゃるそうです。
街を散策
館を後にして散策を始めると、いたるところにギャラリーが作られていることに気付きました。お店をはじめ、空き家の小さな窓にも飾られていたりと、いろんな所に目を向けたくなります。特に驚き、かわいいと思ったものはこれです。
細やかな演出だなーと、本当に感嘆しました。
それから途中、呼び込みをしていた呉服屋さんのギャラリーを見ていると、お店の人から地元の学校による作品ということを教えていただきました。
選択授業の生徒たちが作成したものとのこと。
まちを挙げた取り組みとして根付いています。
公民館にて
公民館の横では、地元の特産物を販売しているスペースがありました。ちょうど昼頃だったので、公民館のギャラリーを見てから何か食べようと思い、公民館の中へ。ここではひなもん飾りの制作体験と、本祭りにおける最大のギャラリーが置かれていました。
圧巻の一言。
中央に見えるねずみたちにはテーマがあって、女子会の最中だそう。
つるし飾りもまた、よく観察すると、てまり・エビ・ねずみと多種多様に飾り付けられ、探すのが面白かったです。
まとめの感想
まちやお店の方々が協力し、創り上げているお祭りということを随所に感じました。また、地域の方と話したり、話しかけてもらえたりといった、人との交流を楽しいと思える時間でしたね。こういった魅力は、その地域でしか味わえないものです。
2005年から始まり、今では県外からも多数の観光客が来る催しになっています。茨城から、日本各地のイベントレポを執筆しているという方もいらしていました。以前いぐらの館を訪れた時、管理の方がおっしゃっていましたが、本当に捨てたものではないし、誇りにしていってよいものだと思います。
写真集
別記事に、イベント散策中に撮影した写真を載せています。
ぜひご覧ください。
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