2倍賢くなる方法
もしも、知恵が1つだけではなくて2つもあって、自在に使いこなせたとしたら、ずっと賢くなれるかもしれません。
これは、知恵には2種類あって、特徴を知って上手に使い分ければ、迷わずに決断できるというお話しです。
2倍どころか、もっともっと賢く成れるかもしれません。
理知 と もうひとつ
いきなり、知恵には2種類あると言われても、なんの事やらと思われるかもしれませんね。
わたしたちは、小さい時から教育を受けて、知恵をつけてきました。
おかげで、考えたり、判断したり、理性的に振る舞うことに慣れています。
こういう知恵は、理知と呼んで、大切にされています。
ところで、考えた末に結論を出すのではなく、直感的に答えを得てしまうということもあります。
ピンときた、とか、悟った、とかそのような感覚を持った経験があるのではないでしょうか。
直感と呼びますね。
直覚智
直感が働いたからと言って、うまく使えるとは限らないところが難しいです。
これを活用するには練習が要ります。
まず、その閃きが答えだと自分自身が気がつく必要があります。
見逃してしまうと、何も無かったのと同じです。
さらに、ただ気づくだけではなく、求めている答えがそこに現れていると知覚できれば、これを直覚智と呼べるでしょう。
直感を分析したり解釈したりするのとは違います。
それでは、理知的な解釈に過ぎません。
直感を得たとき、即座に腑に落ちるような感覚とともに、直ちに答えを覚るというのが、直覚智です。
理知には本質が見えない
2種類の智慧は、特性が異なります。
理知は理性的な知恵ですから、論理的で分析に向いています。
特徴を掴んで抽象的な概念を作り出します。
アレとコレを別のものと認識して、違いを抽出するのが得意です。
分別と呼ばれる所以です。
哲学や自然科学のような、論理のしっかりとした考察を得意とします。
ですが、普遍的な問について答えを求めようとすると、答えにたどり着けません。
本質を求める
普遍的な問いというのは、例えば、「人生の意味とは何か」とか、「神は実在するのか」、「命の意味とは何か」、「世界とは何か」というような、本質を問うものです。
そんな大それた事は考えてません、と言われるかもしれませんが、「私が本当にやりたい事は何だろう?」という問いも、「本当の私が求めているのは何か?」と変換すれば、自分自身の本質を求めているのに他なりません。
「この先、私の人生はどうなるのだろう?」とか、
「仕事はこのまま続けた方が良いのか?」とか、
「私と相性の良い人はどの人だろう?」とか、
占いに来られる方の質問も、実は御自身の本質を見失っているところから発しているので、本質を求めるのはとても重要なのです。
どうしたら? に答えはない
「どうしたら良いのだろう?」と、ハウツーを求めるのはありがちですけれど、本質を見失っている以上それでマトモに答えが出るわけもありません。
これをやってしまうと、思考はグルグルと堂々巡りをしてしまい、訳が分からなくなってしまいますし、仮に結論めいたものが出たとしても実際には迷いを深めるだけの結果になってしまいます。
直覚智は本質を見る
直覚智は分別知のような物事の境界線が無いですから、丸ごと一掴みにするような認識になります。
それでいて、普遍的な問に対して、明確なメッセージをもたらします。
このメッセージの受け取り方に慣れていないと、答えを見逃してしまいます。
理知が止まると直覚智が働く
理知と直覚智にはシンプルな関係があります。
理知は自我(エゴ)の機能の一つなので、自我の働きを鎮めれば理知が止まり、代わって直覚智が働き始めます。
瞑想で雑念を起こさぬように練習を重ねるのは、つまりは自我の機能を止めようとしているわけです。
自我が止まれば理知(分別知)も止まるわけで、そうすれば直覚智(無分別の智慧)が働き始めるということです。
答えを得る手段としての瞑想、占い
本質的な問にたいする答えを見つけるために、占いも瞑想も役に立ちます。
瞑想はそれなりの時間をかけて練習するのですから、ハードルが高く見えるもしれません。本当は、難しくはないのですけれど。
占いは、占い師に頼めば見てもらえるので、すぐに頼めて簡単に見えるでしょう。
自分に合った師を選ぶ
もっとも、ここで語っている占いや瞑想は、私の見解であって、誰もが同じ見方ではないようです。
人それぞれの考え方とやり方がありますし、そもそも目的がひたすら金運アップ、運気アップにあって、エゴの欲から1ミリも離れないという選択もあります。
占い師を選ぶときには、自分が志向しているのが本質なのか欲の実現なのかを吟味して、合っている方を選ぶのは重要です。
占いが当たらないと嘆く前に、正しく選択できたかどうかをチェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
2倍賢くなれるかどうか、読んだだけではなくて実践が必要ですね。
なんとか解りやすく説明をしたいと思って書き始めたのですが、正確に表現しようとして真面目になればなるほど言葉が連なってしまい、先が長そうです。
稿を改めて、意識拡張と言われることや、意識の使い方など、占いをする時ばかりでなく、瞑想する場合の事なども書いていきたいと思います。
ありがとうございました。