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その穴は自分で塞ぐしかない

先週末、関東高校陸上(インターハイ関東地区予選)が東京・駒沢オリンピック公園で開催された


昨年から指導する母校・東京学館高校からも数名参加。短距離に絞っていうと男子100m・男子400mリレーの2種目

まずは400mリレー予選、県予選時の記録で全体の4番目。予選はしっかり通過したいところ

結果は2走ー3走でのバトンミス(DNF)で終焉
バトンを拾ってゴールさせるべきだったかもしれないと葛藤している

リレーに関しては1週間前から1名の負傷者がおりバトン練習が思うようにできていなかった
起こるべくして起こったミスかなと振り返る


男子100mは予選2着、準決勝4着、決勝8着でインターハイ進出ならず
(6位までインターハイ進出)

高校生にとってインターハイは最も重要な試合となる

それまで(これからの)試合と違い都道府県で6位・地区大会で6位と順位が必要となってくる(記録を突破すれば出場できる試合ではない)
その為、速さに加え強さが必要となってくる

そんなインターハイを目指した選手たちの一握りが出られる特別な試合がインターハイだ

6位までという事もあり、7位・8位の選手の気持ちは計り知れない


そんな私は高校2年時に100mで千葉県予選4位・関東予選4位でインターハイに出場、400mリレーでもインターハイに出場した

インターハイでは共に準決勝敗退だったが翌年は勝負できると思った記憶がある

そんな翌年は千葉県予選で初めての肉離れを起こし、100m2位・200m棄権・400mリレーは7位

関東大会には100mのみで参加した

結果、予選をギリギリで通過し、準決勝敗退

インターハイへの切符を掴むことはできなかった

当時、全てにおいて気力がなくなり陸上もやめようと思った

当時の顧問(岩本一雄先生)にも「陸上やめます」と言った事を覚えている

その後、陸上をやめようと思った事は2回あった(2004年・日本選手権後)
(2008年・日本選手権後)2008年は結果、引退することになった

当時、高校生の僕が陸上を続けられたのは新しい目標を岩本先生が示してくれたからだ

それは、全国で勝負できるスプリンターである事を証明すること

秋に開催された国体(現在の国民スポーツ大会)で同じ千葉県からインターハイに進んで決勝に残った井上真一(成田高校)の7位を超えること

それと、インターハイチャンピオンに負けない

結果、国体では100mのインターハイチャンピオン・池ノ谷智(埼玉栄)と同タイム(着差あり)で負けはしたが、7位は超えることができた


今回の選手にも新しい目標を見つけて更に強くなってもらいたいと思っている

100mよりも200mが得意な選手

Uー20日本選手権(200m)や国スポ(300m)で僕らが信じた全国で勝負できる選手であることを証明してもらいたい


絶望してできた大きな穴は、より大きな蓋(結果)で自ら塞ぐしかないのだから



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Kanno Yuta //菅野優太
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