"Khmer Tver Ban (Khmer can do it)"
「カンボジアはできる」
シアヌークビルの観光名所の一つになりつつある、
[Khmer Tver Ban] を紹介したい。
「カンボジアはできる」「クメールはできる」
一体、どちらが正しいのでしょうか。
シアヌークビル空港からオートレスビーチ沿いに車を10km進むと、白文字で書かれた巨大な看板が目に入ります。見晴らしが良い高台に位置し、週末になると多くの観光客や家族連れ、若者が訪れます。特に、夕陽が沈む時間帯には活気がありますね。しかし、この場所が何を意味しているのか、カンボジア国内でも知らない方がほとんどだと思います。
実は私も調べるまでは詳しくは理解してませんでした。
数台停められる駐車スペースがありますし、サングラスの売り手やサトウキビジュースの屋台もあります。昔は野生のヤギもいたのですが、この日は姿が見えませんでしたね。
埋立地プロジェクト
向こう側に見えるのは開発中の街 Boeung Ream Cityとプリンス財団による埋め立てプロジェクトが建設中でBay of Lights ベイ・オブ・ライツが見えます。
カンボジアの伝統芸術と現代芸術が融合された施設になっており、家族で楽しめるアクティビティや写真撮影スポットに最適な場所のようです。
昔はこの海によく遊びにきてたのにもうないんですよね、残念です。
道路の完成
カンボジア国民により独自に建設された道路は、2024年6月現在、亀裂もなく状態が良好です。道路の完成は彼らにとって誇りであり、巨大な看板が国民を称える象徴として掲げられています。
その看板を背景にして撮影するのがカンボジア国民の流行りでもあります。
自国の良さや誇りを再発見できる場所があるって素敵ですよね。
道路復旧・拡張プロジェクト
カンボジアメディアのKHMER TIMESによる動画でこれまでのシアヌークビル州の道路復旧・拡張プロジェクト、インフラ整備について発信されていたので知りたい方はどうぞ。
と書かれています。
海岸沿い道路の復旧・拡張
どうやら2019年11月からシアヌークビル州の道路復旧・拡張プロジェクトが始まり、2020年5月頃に9割方完了したとクメールタイムズが報じたようです。
地元の情報によれば、数十年前に海岸沿いの37の道路(全長82.145キロメートル)の復旧・拡張が都市計画として実施されることは国民に周知されていましたが、具体的な実施時期は不明でした。
突然、自宅前をシャベルカーによって破壊されるなど、混沌とした工事が行われていた記憶があります。
当時はコロナ禍の影響で外出が自粛され、自宅前には工事によって足を踏み出すこともできない状況が続き、非常に苦しい期間でした。
私の記憶も曖昧なので、個人的に撮影した動画や他の動画の時系列で検証してみます。私自身がシアヌークビルを熟知していても、場所によっては思い出すことができない場所もあります。
実際にいつから本格的に道路復旧と拡張工事に入ったのか遡ってみます。
まずは、2018年から。
時系列で検証動画
2018年2月15日 アップロード
オートレスビーチ付近と市街地の様子。この頃は比較的静かな街だったと思う。
2018年7月15日 アップロード
KHMER TIMES の動画ですね。
2018年10月18日 アップロード
動画スタート位置はインデペンデンスビーチからBlue bay Hotel/南海国際酒店/HOLIDAY PALACE/Xihu Resort Hotel/の通りですね。
この時点ではシアヌークビル空港までの道路は開通されてませんね。
動画では2:43秒。
大型建設工事はありますがインフラ整備はまだ実施されていませんね。
2018年12月12日 アップロード
市街地のEBC書店から旧ABA BANKを通過し、ゴールデンライオンに戻る。
そしてネオン街はJINBEI CASINO 1のあたり。
まだインフラ整備は実施していない。
2019年9月11日 アップロード
シアヌークビルのシンボルモニュメントのゴールデンライオン周辺と新ABA BANKからかつてバックパッカーの聖地と呼ばれてたセレンディピティ ビーチ。
そこからラヴォーグホテルを通過して旧フェリー乗り場まで。
この頃はまだ西洋人が旅行できてましたがその後はパタリと消えてしまった。
2019年10月16日 アップロード
建設ラッシュですがインフラ整備はまだのようです。
本格的にプロジェクト実施
2019年11月22日 アップロード
ようやく本格的にプロジェクトが実施されたようですね。
ということは、KHMER TIMESが報じたように概ね開始時期は合ってますね。
場所は、ベトナム大使館と警察署を通過し現在のイルカモニュメントからフンセン小学校手前の道路まで。
本当は細かく時系列で検証したいのですがまたの機会にしましょう。
もしかして追加記事を書き残すかもしれません。
カンボジア公共事業運輸省
長々と書いてしまいましたが次のnoteでは変貌を遂げたシアヌークビルの街の後半について記録したいと思います。
では、また。