ソケリッサについて
#12 平川収一郎(新人Hソケリッサ!)
自分は、初めてソケリッサに入ったのは今から12年前になります。
それから約1年ぐらいソケリッサ!メンバーとして踊りました。
そして、8年間、地方を色々と周り、またソケリッサに戻ってきて、やっぱりソケリッサをやっていると、自分らしくいられる場所だと思いました。
これからも、ガンバって皆んなについて行こうと思います。
(平川収一郎)
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「自分は照れ屋なんで。」とヒラカワさんはよく言います。注目されると緊張してしまうとのことで、稽古での即興で踊る番が自分に回ってくると、ものの1分もせずに終えてしまいます。自身の身体の欲求に従っていることで、短いことは何も問題はないのですが、出番の最後にいつも「すみません。」と謝ります。でも公演になると話は別になるようで、作品創作の折には必ず近づいてきて小声で「わしを目立つようにお願いしますわ。」と言ってきます。今回の作品「ヒニヒリズム」でラストに踊るのですが、緊張しながら稽古を重ねた自分の踊りを懸命に全うしようとする姿にいつも熱いものを得ます。その踊りも実際とても良いです。そしてたくさんの拍手をもらうとすぐ走って喫煙所に向かいます。
純粋にいろんなバランスをとりながら生きているんだなあ。
恥ずかしいなら恥ずかしいままの踊りを踊るというその姿は、ある種のメッセージ性があり、下手だから音痴だからとか体が硬いから踊れないとかなどと踊りに理想を持って躊躇している人にとっても、必要な存在だと感じます。12年前に稽古に来たヒラカワさん、当初は寡黙で皆と冗談もいうことなく即興も腕組みしたままで踊らなかった状況をとても懐かしく思います。
(アオキ裕キ)
ドキュメンタリー映像「ソケリスト アオキ裕キ」
(12年前撮影のドキュメンタリー映像)
冒頭写真
提供:東京都渋谷公園通りギャラリー 撮影:荻原楽太郎
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