見出し画像

2023年1-3月クールのドラマ①

ちょっと感想を書きたいドラマが何本か出てきたので、
1年ぶりのドラマ評価です
前回分は↓

というわけで
2023年1-3月クールのドラマ、多くの作品が最終話を終えたところで、
ごく私的な評価をしています
※全ての回を全部しっかりと見たということではないのであしからず

A・B・C・D・E、各項目の満足度を ◎20 ◯10 △5 で評価
A主演:主要キャストの格や演技力など
Bストーリー:展開や組み立て、個人的な好みも
Cキャスト:主要以外の俳優のキャスティング
D映像:斬新さもだけど、個人的な好みの部分が大きいかも
E時間帯:見やすいかどうか、前後や裏番組との関係性など
※同ポイントの場合は、上位項目の評価順による

①ブラッシュアップライフ(日本テレビ系) 90ポイント

◎A主演:安藤サクラの演技力と表現力に感服、彼女の出演ドラマを本格的に見たのはを朝ドラ[まんぷく]からだったが、今回は市役所職員、テレビ局ドラマスタッフ、そしてパイロットと実在する人物かのように、それをさらっと演じ分けた
◎Bストーリー:「タイムリープ」という決して簡単ではないテーマを破綻なく描いたバカリズムの脚本は各方面にも高評価、また何気のない女子トークやいわゆる茶飲みトークのリアリティは秀逸だった
◎Cキャスト:夏帆、木南晴夏、水川あさみという主演級の女優陣、浅野忠信、染谷将太、松坂桃李らの男性陣も主役級を揃える贅沢な起用だった
◯D映像:過去と現在の描き方、成人式からのカラオケボックスのシーンにも見られた偉大なる「天丼」、「天国の閻魔様」と個人的に呼んでいたバカリズムが出てくる真っ白な部屋のビジュアルも楽しめた
◎E時間帯:日曜の22:30からという、裏の長尺番組と被らない絶妙な時間帯は非常に良かった

②罠の戦争(フジテレビ系) 80ポイント

◎A主演:草彅剛が「月曜10時」に帰ってきただけで胸熱、彼として地上波ドラマに復帰する時はこの時間帯でと決めていたのかも
◎Bストーリー:政治家の表向きの仕事はもちろん、秘書や事務所スタッフの細かい仕事の描写、脚本家の後藤法子はこれまでも草彅剛主演の「戦争シリーズ」を手掛けていた
◯Cキャスト:岸部一徳が演じる鶴巻幹事長は、これまで見てきた政治家が出てくるドラマ史上最強の怖さだった、その他の杉野遥亮らの男性キャスト陣はまずまずだったが、女性キャストが少し弱かった印象
◯D映像:喜怒哀楽を表す政治家の表情のアップシーンが多く、役者さんは演じるのが結構難しかったのではと思う
◎E時間帯:22時からだと「大人向け」の表現(人間の悪や汚い部分を描く)が叶う部分も多く、大人の視聴に耐えうる

③星降る夜に(テレビ朝日系) 70ポイント

◎A主演:吉高由里子本人さんの問題ではないかもしれないけど、[最愛]の時の方が美しく映っていた、北村匠海は手話を駆使してコミュニケーションするという難役をこなした
◯Bストーリー:“ラブストーリーの名手”と称される大石静の脚本だったが、生方美久(サイレント)を意識したかどうかはわからないが、「手話でコミュニケーション」という部分では必ず比較されたと思われるが、どうだったんだろうね
◎Cキャスト:光石研は[最愛](父親役)に続いて、吉高由里子と近い役、ディーン・フジオカは個人的に好みではないが、瀬戸康史や長井短なども個性を発揮していた
◯D映像:TBSのドラマに比べると画作りや画質も低い、印象的なキスシーンが多かった部分は評価が分かれる所ではあった
◯E時間帯:火曜の21時からは見やすい時間帯ではない

④リバーサルオーケストラ(日本テレビ系) 70ポイント

◯A主演:門脇麦、田中圭の役どころなどの描き方は悪くなかったが、連続ドラマの主演としては少し弱かった気もする
◯Bストーリー:地元のポンコツオーケストラを救うみたいなストーリーは興味薄く、正直見出したのは途中からだったが、登場人物の描き方が良く、ラストシーンでは「ブラボー!」と叫んだぐらいだった
◎Cキャスト:オーケストラのキャストが地味ながらも良い俳優を多く起用していた、生瀬勝久や永山絢斗、岡部たかし、恒松祐里、津田健次郎、原日出子、加藤雅也なども良い味を出していた、あと瀧内公美は見てるドラマにいつも出てる印象がある
◯D映像:日テレのドラマはビビッドな色調整や立体的な照明アクションなどが少なく、癖を感じなく見られる
◎E時間帯:水曜22時は前後の時間帯や裏番組を考慮しても悪くなかった印象

⑤ワタシってサバサバしてるから(NHK) 60ポイント

◯A主演:連ドラ初主演の丸山礼は上手く個性を発揮できていたと思う
◯Bストーリー:漫画原作なので面白い
◯Cキャスト:トリンドル玲奈、栗山千明、栗原類らの個性的な役柄は面白かった
◎D映像:NHKのドラマながら統括・プロデュース・演出と担当したフジクリエイティブコーポレーションのスタッフが力を結集させて、ユニークな演出やカメラワークで楽しませてくれた
◯E時間帯:22:45~23:00という、まさにニッチで短尺なのは見やすく負担にもならず、毎回楽しんで見られた

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?