
問われる本気度〜コロナとの向き合い方〜
今更ですが、新型コロナ手強いですね。
長期戦になりそうなコロナなとの向き合い方について私見を述べたいと思います。
100年に1度の大災害
2009年の新型インフルエンザも実は何度も何度も流行を繰り返しているようなのですが、このコロナどうにも掴みどころない。
感染症の専門医岩田氏によると新型コロナウィルスは達が悪く、氏曰く「100年に一度の大災害」と述べています。
以下ダイヤモンドオンラインからの引用です
新型コロナは3つの病
今日ラジオで行っていたコロナは「3つの病である」という話が心に刺さっています。
1つ目は文字通りの感染症としての病。
2つ目は、どうなるかわからないという未知の恐怖を与える病。
3つ目は、差別と偏見で人々を分断する病。
残念ながら、新型のインフルエンザが発症した時も、神戸の大学生(高校生?)が誹謗中傷を受けたり、私が勤めている地域の学校が「○○中生徒入店お断り」という差別対応がありました。
2009年の新型インフルエンザ騒動の始まりから終わりを記録に取っていた同僚の養護教諭は
「前回で騒動が収まるまで9ヶ月かかっている。今回はどうなるか。同じような事に人権問題が繰り返されなければいいが。」
という悪い予想は的中してしまいました。しかも今回の新型コロナウィルスは一向に収まる気配が見えません。
今後の展望
恐れずに、対処する。
私の決意は当初からブレてはいないものの、3月の卒業式をどうするか?と議論していたころ
「どうせ、気がついたら、あの騒動は何だったのか?と過去のものになるっしょ。」
と根拠のない楽観をしてたんですね。
しかし、あれから1ヶ月後、事態が長期化しそうな展開で、学校現場はいつまで休校を続けるのか?
現在の学校の仕組みの根本を問う事態だという事があらわになりました。
入試制度しかり。4月スタート3月終わりもしかり。
今までできないと言われてきた諸事の大改革が逆にコロナ問題によって進められる可能性もある。
経済的に大打撃を受けている観光業界、飲食店をはじめ、運送、運輸の関連業とその被害は甚大、明日の生活どころか、今日の生活をどうするかの不安と闘っている人々もいるでしょう。
感染リスクの恐怖と裏腹の状況の中で、医療の最先端で戦っている医療従事者の皆様。ただただ頭が下がります。
教員である我々は子ども達が安心して学べるよう、繋がりを模索しているところです。
私の勤務校では、一斉連絡メールと電話で連絡や最近の生活の様子について声かけをしているところです。
一昨日からは、臨時の学校便りを毎日発行して、先生達のリアルな状況を伝えながら、子ども達との再会を楽しみにしている!
というメッセージを発信しています。
私は自分の担当するサッカー部宛にメッセージと通信を発行しその際に任意で「何かありましたらお書きください」と返信フォームもつけたところ、
中体連の地区大会もなくなるのか?と子どもが元気をなくしている。
とか
進路の事が不安という率直なご意見をいただきました。
今後休校措置がさらに伸びる可能性もある。しかも感染防止のため、分散登校も不可という中で、いかに双方向の繋がりを保ち続けるか?
新学期2週間で「さあ、これから!」というところで臨休になったため、学級の人間関係もまだまだ希薄な状況ではありますが、学校便りや学級通信を発行し、返信フォームで家庭の近況を伝えてもらう。
その公約数を再び通信等で交流する。
このようなかたちで繋がる。
今の本校の環境で出来ることはとりあえずやってみる。
下手すると1学期は登校なし?という事もあるかもしれません。
よく言われる事ですが、最悪の事態を想定して、対策を立てる。
後は、その想定に従って、粛々と事にあたる。
その際には、原発事故のような「想定外」にならないよう、徹底的にありとあらゆる最悪の事態を掘り下げる。(ない事を祈りたいけど、このタイミングで災害が発生だってあり得ます)
キンコン西野さんは、「政府の対応が遅い」って批判するけど、それって今に始まった事ではない。そこは想定内で、どんどん対策を立てて実行していく。
この考え方と行動力。
素敵です。
自分の今やれる事は、生徒の心が良い意味で学校、仲間を思い出せる、心が元気になる通信を発信する。
小さな一歩だけど踏み出す事が大事!
と自分に言い聞かせてゴー!
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