子供の東洋医学とソワンリンパドレナージュ
東洋医学では、体を構成する要素「気」「血」「水」の三つの成分で、なりたち互いに助け合い、コントロールし合い、全身を巡っています。
「気」とは、すべての臓器や器官の働きをつかさどる生命エネルギーです。いわば元気のもとで、新陳代謝を促し体温を正常に保っています。病気から体を守る防御作用があり食べ物をエネルギーに変える大切な役割があります。「血」や「水」の生成や運行、排泄もつかさどるため、「気」が失調すると「血」「水」にも支障が起こります。
「血」は血液とその働きであり、全身に栄養を与え、潤す作用をしています。また、血が不足するとイライラしたり、ぼんやりしたりしてしまい、精神面にも大きな影響を与えます。
「水」は内にある組織液や消化液など血液以外のすべての体液を意味し、体の潤いのもとです。内臓や筋肉や粘膜を潤し、関節の動きなどを円滑にする役目があります。
これらのエネルギーは六臓器すべての内臓に関わりこれらの循環が順調であれば健康であり、滞りが起これば不調が起こりやすい状態と言えます。そしてこの生命エネルギーは経絡を通っていきます。
人体には生命エネルギーの通り道である経絡が14本あります。その経絡にはツボ(経穴)があります。
この生命エネルギーの循環を活性させるため、東洋では何千年も前からこの治療方法が存在し、現在もその方法が使われています。
子供は発育の途中にあるのですべての器官が未成熟で、自律神経も安定していません。そして心も「0ゼロ」の状態ですから、様々なことに敏感に反応します。生活リズムの乱れや、情緒が不安定な時などに「夜泣き」は多いのではないでしょうか?ただし、これは発育の段階で大なり小なりどのお子さんにも起こることです。
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