千日「かいほう」行 114日目

17日、大阪・北新地にある雑居ビルの火災で24人が死亡しました。火元の4階のクリニックに通院する61歳の男性が放火したと見られています。容疑者も重体ということなので動機は「解法」されません。容疑者は自宅も放火して覚悟の上で起こしたのようです。

これまでにもオウム真理教サリン噴霧事件、大教大付属池田小襲撃事件、京アニ放火事件など多くの犠牲者を出す事件がありました。また街中や電車内などで通り魔事件がありました。そのたびに犯行者らの「絶望感」が漂ってきます。今回はそのメンタルヘルスの専門クリニックが舞台となり、社会復帰を目指して「希望」を見出そうとしていた犠牲者を思うと何ともやりきれません。「希望」を見出せなかった容疑者にどうすれば「快方」できたか、私自身も「解法」したくなりました。

私にインパクトを与えたのはオウム真理教地下鉄サリン噴霧事件でした。当時、オウム真理教に否定的なルポライターを通じて関心はありました。なぜ宗教意識が高いはずの人が大量殺人を起こしたのか、私自身も一つ間違えれば「加害者」になっていたかも、等々「解法」されてきました。そのようなことをメディアに投稿したりしましたが、それによって少しずつ「かいほう」されていったように思います。

犯行に至る前の今も「絶望感」で生きる人には、メンタルヘルスだけでなく経済支援など社会のあらゆる面からアプローチする「力」添えで少しの「希望」を「かいほう」して行くから始まるように「解法」されます。この『note』がその一つになれば、私にも「かいほう」になります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?