言い訳→結論のまずさと自戒
写真とは関係ない日記的エントリーです。
先日、某○坂に打ち合わせで行った時のこと。前日深夜まで仕事だったこともあり、打ち合わせ終わりにドッと疲れが出てきました。もう目が開かない。さてどうしたものか。次のアポまでは3時間。会社まで戻るかどうか迷いましたが、「いや。ここはサボって仮眠を取ろう。睡眠時間がなければいいパフォーマンスは出来ない!そもそもうちは歩合制なんだ。成果さえ出せばうんぬんかんぬん」と自分を納得させ、近くにあったカプセルホテルへ。私ってちょろいな。
なんでも高級カプセルホテルというのが売りらしく、外観も受付も超きれい。学生時代、サラブレットが見たくて北海道を青春18きっぷで回っていた私。1日で青森まで向かおうとしましたが、とうとう盛岡で力つき、泊まったのが駅前のカプセルホテルでした。盛岡での筆下ろしから早10数年。進化したものですねぇ。
汚くて、隣のいびきがうるさくて、風呂なんてなくて汚れたシャワー室のみ。二度と泊まるか、と思いましたが何分貧乏学生です。北海道一人旅は1ヶ月中10日間カプセルホテルだったのは言うまでもありません。(10日間がユースホステル、残りの10日間は知らない老夫婦の家@札幌)
話がだいぶそれました。別にカプセルホテルの話をしたいんじゃなくて。
受付で
私「今から2時間ほど入れますか?」
店員さん「2時間ですか?17時までのご利用ですね…」
…
…
店員さん「17時ですとナイトタイムのお客さまが来られる時間で、清掃するスタッフがいないんですよ」
私「はぁ…」
…
…
私「え?で?」
店員さん「清掃するスタッフがあいにくいなくて…」
私「ん?入れないってことですか?」
店員さん「はい」
という会話がありまして。すぐ店を出ました。
えーと。私は仮眠ができるかどうかを聞いたわけですよね。清掃スタッフがいない。そうでしょうそうでしょう。大変ですね。
でもさ、それって客には関係ないですよね。
「今は利用できるお部屋がありません」でいいですよね。
100歩譲って
「17時ですとナイトタイムのお客さまが来られる時間で、清掃するスタッフがいないので、現在のご利用はできません」
でいいよね。利用できますか→できません。のやり取りでいいじゃないですか。なんでいきなり理由からなんですか。は?意味わからんのだけど。
本部にクレーム入れてやろうかと迷いました。してないけど。
プンプンしながら会社に戻る決意をして千代田線に乗り込んだ時、窓に写った自分を見てハッとしました。翻って自分に置き換えると実は結構やりがちな話だこれ。
社に戻ってからクライアントからの発注に断りを入れるメールを見返しました。あるわあるわ、先に言い訳パターン。
「○○という事情がございます」「さらに○○さんからも○○というお話があり…」とかが3行続き、「今回はお受けすることできません」
クライアントからすれば最後の「今回はお受けすることできません」を知りたいんです。理由はあとからでいい。なのに自己保身で理由をダラダラだらだら…あーこれはまずい。先に結論から言うべきです。理由を先にいうのって自分を守りたいっていう思い以外の何物でもない。
カプセルホテルの店員さんありがとう。自分を客観的に見れて気がしたよ。あなたもいつか気づくといいね。たぶん、あの言い回しはあなたが損するよ。
30代サラリーマン2児の子持ち。某メディアで勤続10年あまり。写真と本と日々思いついたことを書いていきます。カメラはa7iii。下手の横好き。贔屓チームはヤクルト。