【東大合格激闘記】~幼少期編
幼少期の教育方針 お金の現実とも折り合い
我が子は、当時あまりお金のない家庭に生まれました。私たち夫婦は極力それを感じさせないように育てていました。限界はあります。
習い事に限らず、とにかく子の教育は選択と集中。あれもこれも欲しい、では何も手に入らない。習い事についても色々と目移りするところですが、たくさん習い事をさせてオーバーワークに陥り何も身につかない、帰宅したら常にくたくたに疲れ果てて結局勉強しないから成績も上がらない、それに親が目くじらを立てて𠮟りつけて親子関係も悪化、こういったことだけは避けたい。私もオッサンになってから国家資格試験に挑戦したのでわかりますが、仕事疲れを言い訳にせず一日も妥協せず勉強し続けることがどれだけ大変か。子どもにそんなことさせたら、仮にやらせることができたとしても、何か大切なものを犠牲にしているかもしれません。
もっともウチはどうせ金がないから沢山はやらせられなかったわけですが。逆に言えば金があったら結局いろいろやらせていたとは思いますので、今思うとリソースの制約も知恵を絞る良いきっかけにはなりました。
妻との話し合いの結果、習い事は「勉強系1つ+運動系1つ、計2つまで」これを厳守すると決めました。(勉強は移行期に少し被る期間があります)
幼少期の勉強系は公文式一択
東大生の多くが幼少期に公文式をやっていることは最早周知の事実です。以前書いた私の受験オタク友人の勧めもあり勉強は公文式にしました。これについては私が多くを語るまでもないでしょう。
習い事を二つしかしていないうちの子は常に体力と時間に余裕があり、公文式は遊び感覚、頭を使った次の日は運動系の習い事で大いに発散、という感じでやっておりました。運動は勉強のパフォーマンスを上げるうえでも大変重要であるとの研究成果は枚挙にいとまなしです。運動+勉強をストレスフリーでやっているおかげか幼少期のメンタルコンディションは良かったように思います。
とくに公文をやると何故だか親から褒められるのでずっとやっている、という感じでした。
ここで大事なことは「みなさん子どもに公文をやらせましょう」ということでなく、何事も余裕が大切ということです。
当時の私は収入が低く生活に余裕がなかったので、それであきらめるのではなく、だからこそなおさら子に忙殺させるほど習い事をやらせるのではなく、習い事は一つ一つ雑に扱わず大切に習得させました。
またたくさんやらせてもらっている子をうらやましいとは感じさせないよう工夫する。ギスギスしているとうまくいくことも良くない方向にいってしまいます。なかなか難しいですが、収入の低いご家庭は子に後ろめたい気持ちになることはない。欲張り者には何も残らないと教えて、少ししか習い事をしないことについて、一つのことをしっかりやることで成果が出ると語り、自己肯定感が下がらないように指導すべきです。
なんでも難癖つける人がいるので念のため書いておきますが、たくさんやらせるご家庭を否定しているわけではありません。そういうルートもありますので。目標や環境の違い、ということです。
話それますが、家で他人の悪口をいわない
最後に「難癖」について書いたのでついでに触れますが、とにかくなにかと難癖をつける人がいます。記事に対して文句を書き込んだり、報道見て文句いったり、近隣の人の悪口をいったり。やめた方が良いです。まったくその人のためになりませんし、誰がどこで何を言っていようと関係ないのです。ふりまわされるだけ損です。ましてSNSで誹謗中傷など言語道断。だいたいやったところで何も得るものなどありません。憂さ晴らしのつもりかもしれませんが、結局そんなことしたところでやっている人の心中に平穏は訪れないばかりか、その行為に潜むリスクを甘く見すぎです。こういっても「自分だけは大丈夫だろう」と判断することを正常性バイアスというわけですが、実際SNSなどでの誹謗中傷はもちろんのこと、難癖程度でもハイリスクノーリターンです。まったく、やる必要がありません。でもやるんですよね。人がこんなことをやる理由は実は明白になっていて、それはまた別の機会に書くとして、こういう親元で育つと子もそういう人になります。やっている親はこっそり影での悪趣味気分かもしれませんが、そういうところはにじみ出るものです。うちの子の幼少期、近隣で有名な根も葉もない噂好きお母さんがいました。その方のお子さん、近隣の年上の方の学歴を公然と馬鹿にして大問題になりました。子は本当に親をよくみているのです。
記事や報道、テレビの内容や芸能人の不倫、こんなことがどうしても気に入らなければ見なければ良いだけなのです。この私の書いていることも、気に入らなければすぐに閉じるだけです。
もっとも、生活しているとつい報道などを見て文句が出ることもありますが、子の前でやってしまったときは必ず何かフォローすることをおすすめします。
まぁ良いかと放置しておくと、いつのまにか学校で子が嫌われ者になっていたりします。家で親が他人の悪口を言っていると、子はそれをマネして学校で誰かの悪口を言うのです。「友達の悪口を言う奴」だという情報はすぐに子同士からママ友界隈にまで拡散、取り返しのつかないことになった子の同級生を目の当たりにしました。