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毎回、自分の傲慢さにあきれながら、それでもインタビュー記事を書く

インタビューをして記事を書き終わるまでは、ルンルンで、この人の魅力を伝えるぞー!と書いている。
意気揚々と、その人の言葉を頭の中で反芻しながら。
頭の中の一部がその人になりきってる感覚。

でも、下書きをチェックしてもらう段になると、こわくなる。

直しが0はあり得ない。
ここ修正したい、ここ少しニュアンスが違うとお相手からくるのは当然のこと。

それは毎回わかってるのに、本当に毎回、

あー完璧に書けなかった…
その人の人生や言葉をすくいきれてなかった…

と、一度ガクンと落ち込む。

どれだけ傲慢なんだろう?

その人を2時間のインタビューや周辺情報から理解しきれるなんて、なんて思い上がってるんだ?

そんな落ち込むくらいなら、書くのを辞めたらいい。

でもしばらくすると、原点に立ち返る。

その人のこれまでの歩みを伝えたい。

私だけが知ってるなんて、必要な人に伝わってないなんて、めちゃくちゃもったいない。

完璧な理解、完璧になりきることはできないかもしれない。

でも私が鏡の役割をして、あるいはスポットライトを当てて、浮かび上がったその人のそのまんまの魅力をわかりやすく伝えたい。

だから、自分の傲慢さやダメさ加減にうんざりしながら、やっぱりインタビュー記事を書きたいなと思うのです。


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