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なんとか続いてほしいもの。
最近、新作の時代劇がめっきり減った。
再放送ならBSでたくさんあるけれど。
そんな中、年末に放送されてたのが『大岡越前』スペシャル。
やっと観られましたー♪
大岡越前といえば、まずは加藤剛さんだけど、このバージョンは東山紀之さん主演。
すでに6シリーズ?は放送済み。
加藤さんとはもちろん違う雰囲気ながら、結構合ってると思う。
そして、この東山バージョンのポイントは
製作会社が一緒なので、加藤さんのTBS版を踏襲してるところ!!
『大岡越前』『水戸黄門』『江戸を斬る!』。
昭和から平成にTBSのナショナル劇場枠(懐かしい!)で放送されたホーム時代劇は、C.A.Lという製作会社が作っていて。
NHKバージョンにもちゃんと製作会社として出てくるんです!!
きっと私だけでなく、往年のファンにならこのマニアックな嬉しさは伝わるんじゃないかな〜。
だから、オープニング曲もエンディング曲も、主要な登場人物も基本は一緒。
シリーズ放送中は、この内容は昔見たな〜という話がよくあった。
ちなみに、加藤剛さんの息子さんも同心役で出演してます。
大岡越前は水戸黄門同様、勧善懲悪。
でありながら、主人公の忠相(ただすけ:大岡越前の下の名前)と、妻の雪絵や親友の医師・榊原伊織との交流、忠相の部下の同心や岡っ引きたちの人間模様も描かれる。
おそらく史実ではなくて、ホームドラマを時代劇に持ってきた感じ。
そこに昔から伝えられている、"大岡裁き"(これも史実と誇張と混ざってるはず…違ったらすみません)を題材にした回も混ぜている。
そういえば大学4年の時、日本法制史というゼミに入っていて、テーマを大岡越前と長谷川平蔵(鬼平犯科帳の主人公)にしたような…(遠い記憶…)。
内容うろ覚えだけど、この2人、史実として画期的な施策を打ち出してて、実際の人物も人としてカッコよかった。
今の時代、新作を作るのって本当に大変なんだろうな。
フィクションもいっぱいかもしれない。
でも「江戸という時代にも人間味あふれる世界がきっとあったんだ」と思わせてくれるのが、今を生きる俳優さんで作る、新作時代劇のよさ。
時代はずっと続いてきたんだし。
いつの時代にも、いろんな人生があってその人たちがつないでくれたから今がある。
それを感じられなくなったら、なんとなく人間おしまいな気がする。
なんとか続いてほしいと願う。