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失われて残念と思う、思い出の味 水戸・吉田屋の吉原殿中
もう食べられないなんて…と思う、地元・水戸のお菓子が【吉田屋さんの吉原殿中】。
吉原殿中(よしわらでんちゅう)は、もち米から作られる和菓子。水戸の銘菓として知られる。
もち米から作ったあられを水飴で固め丸い棒のようにして、きな粉をまぶした菓子。オブラートでくるまれている。
吉原殿中の名称の言われは、江戸時代、水戸藩9代藩主・徳川斉昭の時代に奥女中の吉原が残ったごはん粒を乾燥させ焼いてきな粉をまぶして作ったのが始まりとされている。
今も吉原殿中は他のお店で売られてるんだけど、吉田屋さんのは格別だった。
子どもの頃、祖母がお店のお客さんや遠くの親戚へ送るために年に数回注文していて。
当時、人気で基本は予約注文だし、お店からは配送してくれない(忙しいから?)。
注文した分を取りに行くついでに、端数になったのを買ってもらっていた。
他のお店との一番の違いは、きなこの量。
食べながらぼろぼろきなこが落ちるくらい、ふんだんに使われてる。
もちろんもち米で作られた部分も、ふっくらしていておいしい‼︎
水戸を離れてからは、母が時々注文して送ってくれていた。
子どもたちも気に入ってたんだけど…。
食べたのは、去年の春が最後だったかな。
7月に閉店。
おそらく後継者がいなくて、廃業したのだろう。
あの味が失われてしまったのが、本当に残念。
思い出も詰まってるだけに、余計に残念。
駅などで今も買える殿中もおいしいんだけど、吉田屋さんのを知ってるからもの足りない。
日本中、こういうこと多いんだろうなぁ。
職人技を残す方法があったらいいのに。
急に思い出して、さみしくなる夜です。
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