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ブログやSNSで想いを伝えたい人向け 伝わる文章のコツ インプット編-ライターオススメ、文章力を上げる意外なインプット方法
伝わる文章のコツを学ぶ方法はいろいろあります。
今日はまず、意外なインプット方法から。
いきなりオーソドックスな方法じゃなくてすみません(笑)。
では、簡単にできるオススメな方法をご紹介していきますね。
伝わる文章を学ぶコツ・インプット編:意外で簡単、文章力を上げるオススメの方法とは?
それは、絵本を読むこと!
実は絵本って、いいものは絵本作家さんや翻訳の方が練りに練って、これでもかって推敲を重ねています。
絵と文で子どもに伝わるか。
子どもに伝えたい文かどうか。
出版されるまでにものすごく考えられて練られています。
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これは、娘が生まれてから取得した民間資格の絵本講師養成講座で学ぶ中で知ったこと。
(ちなみに、絵本講師とは……親子が絵本を通してかけがえのない時間を過ごせるよう、読み聞かせのやり方や絵本の選び方を伝える民間資格。NPO「絵本で子育て」センターで取りました。)
普段、書店や図書館で何気なく目にしている絵本たちは、子どものために考え抜かれて世に出てきた精鋭だったんです(違うのもあるのも事実…だから選ぶ必要はあります)。
伝わる文章のコツを学ぶのに絵本がオススメな理由……絵本だからと侮るなかれ!
ではなぜ、絵本をオススメするのか。
絵本は主に子ども向けではありますが、侮るなかれ。
例えば、作家/翻訳家・石井桃子さんの創作過程では、できあがった文を何度も何度も音読して、読みやすいか、わかりやすいか、語調はどうか、伝わるか、を試行錯誤したそうです。
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大人向けと違って、短く、平易な言葉のみでその世界を表現するのって、実はかなり高度。
短く、簡単な言葉だけで、しかも余計な装飾的な言葉もない文にたくさん触れることで、頭の中に良い文の型が自然とストックされていきます。
良い文は、簡潔でどこかリズミカルで、読んでいて気持ちがいい。
これを自分にも取り込めば、読者さんに気持ちよく読み進めてもらえる!ということになります♪
それに、大人向けの本1冊よりも絵本1冊のほうが読み終われる自信、湧いてきませんか?
始めるためのハードル低いのもオススメな理由なんです。
たくさんの絵本を読むのは難しい場合は、気に入ったものを何回も読むだけでも、自然とエッセンスを取り入れることができますし。
気軽に学べるところがいいんですよね。
伝わる文章を学ぶコツ・インプット編:良文にたくさん触れよう
では具体的にはどう学ぶのか?
ここでのポイントは、「良文」「たくさん触れる」の2つ。
まず良文について。
絵本と一口に言っても、ものすごい量が出版されています。
せっかく貴重な時間を使って学ぶのなら、良文の絵本を選んで読んでほしい。
というわけで、私の考える良文絵本の選び方は…
✔️20年、30年以上前に出版
✔️絵と文が相互に補い合っている
✔️作者や訳者をチェック
最初におすすめは
ex.石井桃子、渡辺茂男、松居直、大塚勇三、瀬田貞二、小宮由、光吉夏弥(順不同・敬称略)など
✔️出版社もチェック
ex. 福音館書店、岩波書店、ほるぷ出版、冨山房(順不同)など
ちなみに、石井桃子さんの翻訳は少し古く感じる方もいます(私は古いもの好きなので気にならない(^^;)。
その場合には、渡辺茂男さんの作や翻訳は、単語以外は読みやすいですし、小宮由さんのものだと、日本語を大切にする路線を継承しつつ現代の方のセンスで書かれるのでより馴染みやすいですよ。
この記事の最後に、オススメ絵本リストも載せますので、ぜひご参考に~。
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2つ目のポイントの「たくさん触れる」は、たくさんの絵本でもいいし、同じ絵本なら繰り返し読むことでもOK。
絵を感じながら、文を読む。これをたくさん繰り返してみてください。
絵にも注意を払いながら同じ絵本を繰り返し読んでみると、「この絵をこう表現するのか!」「ここの絵、気づいてなかった」など発見もあり、学びながら楽しめます。
伝わる文章インプット編:声に出して読もう
インプット方法としてぜひともオススメしたいのが、声に出して読むこと!
小学生の頃、音読の宿題はありませんでしたか?
あれ、かなり国語の能力を伸ばすのに効果があるんです。
今は脳トレの観点からも推奨されています。
ちなみに、「大人は黙読のほうが理解できる」という研究があるので内容の理解だけなら黙読でOKです。
ただ、ここでは理解だけではなく、それを自分に取り込んで、伝わる文章へと生かすことが目的なので、文章のリズカルさを体感できる音読がイチオシです。
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さいごに:アウトプットでどんどん想いを言葉にしていくとインプットの大事さにも気づき、文章力が上がる!
今日はインプットのコツを書きました。
そもそもインプットの目的は、アウトプットで伝えたいことをきちんと伝わる形にするため。
だから、自分の想いを言葉にして、アウトプットしていくのも同時にぜひやってみてほしいです。
そうすると、「もっと伝わるには?」とインプットも能動的に取り組める。
良い循環が生まれて、どんどん伝わる文章になります。自然と文章力がアップします。
vol.2ではアウトプットのコツもお伝えしますね(気長にお待ちください(^^;)
おまけ:オススメ絵本リスト
ゆかいなかえる
どろんこハリー
もりのなか
しょうぼうじどうしゃ じぷた
ルピナスさん
かにむかし
どうながのプレッツェル
スーホの白い馬
せかいいちおいしいスープ
世界の民話 ※児童書
ひとまねこざる
おだんごぱん
あすはたのしいクリスマス
きかんしゃやえもん
ちいさいじどうしゃ
*出版社などあとで追記しまーす!
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読んでみたご感想なども、お待ちしてます♪