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思いがけず、泣きそうになった話。
名前も知らなかったけど、懐かしいもの。
『洋服箱』って知ってますか?
クドカン×阿部サダヲの『不適切にもほどがある!』。
先週金曜は、紳士服の仕立て屋=テーラーも登場。
採寸したり、できあがったスーツを箱から出したり。
スーツを納品する時に使う、専用の箱が洋服箱。
まさかこのドラマで出てくるとは…。
話の展開も手伝って、懐かしくて泣きそうになった。
うちの祖父はテーラーだった。
スーツができあがって納品が近づくと、箱を組み立てる。
普段、私は家事などほとんど手伝わなかったのに、この箱作りはなぜが「私の担当!」と張り切ってやった。
大人にとっては、そんな難しくない。
蓋と本体と、2つを組み立てて、専用の鋲を差し込み、木鎚でとんとん叩いて鋲をつぶすだけ。
子どもの私には、不器用だったのもあり、はじめは時間がかかった。
鋲を入れても、前もって木鎚を近くに置いてなくて、やり直し(手際がわるーい(笑))。
均等に鋲を叩くと、お花のようにきれいに見えるはずが、ぶかっこうになってしまったり。
でも、「おじいちゃんの仕事の手伝いができた!」ということがすごく嬉しかった。
洋服を作る過程で手伝えることはもちろんなく。
箱を作る、ネーム屋さん(←名前を胸あたりの裏地に縫ってくれる職人さん)やボタン屋さんに頼んでおいたものを取りに行く、来客には挨拶してお茶とお菓子を出す。
そんなお手伝いが「私もちょっと役に立った!」と思えて。
幼稚園の時の私の夢は「デザイナー」。
祖父と仕事がしたかったから。
「私がデザインして、おじいちゃんに作ってもらうんだ!」と、作業する祖父やおじの横で無邪気に絵を描いてたことも。
それに、算数や数学の立体の展開図も、箱を作っていたからイメージしやすかった、なんていう副産物もあった(←先生が女子は苦手な子が多いと言ってた記憶あり)。
思いがけず、ドラマにあの箱が出てきてなんだか嬉しかったなぁ。
「これ、思い出ある!」というものがそれぞれに見つけられるのも、あのドラマの良さかも。
↓洋服箱。
当時使ってたものと色は違うけど、こんな箱です。
↓以前書いた、祖父との思い出話。
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