ニボシん@創作

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小説・詩・エッセイなどを書いています。 【その他の活動】 ▪︎ニボシん@本紹介(Instagram、YouTube、TikTok等) ▪︎ニボシん@ソフトテニス(note) ▪︎ゼリー職人(Instagram) お仕事の依頼はこちらから⇨niboniboshin@gmail.com

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【詩】『ぷるぷる』feat.ゼリー職人

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    • 【本紹介📚】『妊娠カレンダー』著:小川洋子

      こんにちは! 今回は小川洋子さん著の『妊娠カレンダー』を紹介しようと思います💡 文春文庫から刊行される『妊娠カレンダー』は表題の通り「妊娠カレンダー」、そして「ドミトリイ」、「夕暮れの給食と雨のプール」の3作が収録されています。 中でも表題の「妊娠カレンダー」は第104回芥川賞も受賞している、すげぇ名高い作品となっています😲 概要 「妊娠カレンダー」 出産を控えた姉に、毒薬に染まった果物のジャムを与え続ける妹のお話。 妊娠をきっかけにゆらめく、登場人物らの絶妙な心理の

      • 【本紹介📚】『元彼の遺言状』著:新川帆立

        こんにちは! 今回は新川帆立さんの作品『元彼の遺言状』を紹介しようと思います💡 本作品は宝島社主催の「第19回『このミステリーがすごい』大賞」で、大賞を取った作品です! この記事では本作品の「こんなところがすごい!」というところを、私なりに紹介してみようと思います🧐 あらすじ 主人公・剣持麗子は弁護士で、お金に貪欲で勝気な性格だ。 そんな彼女の元カレ、森川栄治の訃報を知らされる。どうやら彼は大手製薬会社・森川製薬の御曹司だったらしく、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲

        • 【本紹介📚】『夢幻花』著:東野圭吾

          こんにちは! 今回は東野圭吾さんの作品『夢幻花』を紹介しようと思います💡 久々の東野圭吾作品を読んだので、個人的にすごくワクワクしました!東野圭吾さんは私が小学生〜中学生時代にかけて、最も読んできた作者の1人でした✒️私の青春を形作ってきたと言っても良いでしょう(笑) ちなみに『夢幻花』は第26回柴田錬三郎賞を受賞しているそうです。さすがですよね🧐 あらすじ 花を育てることを楽しみに余生を過ごしていた老人・秋山周治が殺された。 警察は当初、強盗殺人事件として事件を捜査

        【詩】『ぷるぷる』feat.ゼリー職人

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          詩『進め』

          進め 進め ひたすら進め 駅のホームの 変わらぬ景色 嫌な気持ちが 身体を走る 頭をじんわり 締められて 私の顔は 色を失う 進め 進め ひたすら進め 無心で進む者だけが 明日の命を許される 巨大なビルに ただ立ち尽くす 命の歩みが ゆっくり途絶える 俺は今から 死ぬんだと 心の中で 覚悟を決める 進め 進め ひたすら進め 無心で進む者だけが 生きていいってことだろう 進め 進め ひたすら進め しぶとく醜く生きるなら あがいてもがいて ひたすら進め 進め 進め ひたす

          旅行記『岐阜紀行』

          こんにちは! お盆期間に岐阜旅行してきたので、ゆるゆると感想書いていきます。誰かの旅行の参考になればうれピヨです🐥 なお、この旅行は大阪から岐阜まで車で行きました。片道300キロ以上ある果てしない旅路でしたが、ほとんど彼女が運転してくれました!本当に感謝です😭 1日目出発(大阪発) 大阪からレンタカーを借り、岐阜へ向かいました。片道300キロ以上。およそ4時間かかる見込み。焦っても仕方ないので、ちょくちょくパーキングエリアで休憩しつつ、旅路を進めていきます🚗 しかし途中

          旅行記『岐阜紀行』

          【本紹介📚】『生成AIで世界はこう変わる』著:今井翔太

          こんにちは! 今回は『生成AIで世界はこう変わる』を紹介しようと思います💡 本作の著者は、東京大学の松尾研究室に所属している優秀な方です!ちなみに松尾研究室とは、人工知能などの最先端研究をしている、日本最高峰の研究室です🧪 そんな環境で日々研究に勤しむ著者が予測する、生成AIが生み出す未来とはいかなるものなのでしょうか? 概要 生成AIの登場は、私たちに大きな衝撃を与えた。 生成AIとはそもそもなんなのか。生成AIは私たちの暮らしや仕事にどんな影響を与えるのだろうか

          【本紹介📚】『生成AIで世界はこう変わる』著:今井翔太

          エッセイ『ゼリー職人』

           2023年の8月26日。俺は「ゼリー職人」になった。  5月に部活動を引退し、唐突に生まれた余暇時間を初めはかなり堪能していた。しかし、だんだんとこう…日に日に力が抜けていく感覚があった。部活動をしていた頃は、時間と体力をガッツリ奪われ、苦しい経験も多かった。しかしその分、毎日活力に溢れていたように思う。練習で流す汗は、心の毒素が流れ出るみたいに心地よかった。生きがい。今思えば、そういう類ものだと思う。 「今の俺って、精神的に死んでいっとる…?」 そんな気持ちになっていっ

          エッセイ『ゼリー職人』

          【本紹介📚】成瀬シリーズ『成瀬は天下を取りに行く』『成瀬は信じた道を行く』 著:宮島未奈

          こんにちは!今回は今話題沸騰中の成瀬シリーズ『成瀬は天下を取りに行く』『成瀬は信じた道を行く』を紹介しようと思います💡 『成瀬は天下を取りに行く』は数々の賞を受賞しており、【本屋大賞】で前代未聞の14冠を達成しました😳 作者の宮島未奈さんは現在成瀬シリーズの3作目を執筆中とのことで、次回作にも大きな期待をしてしまいますね✨ あらすじ これは滋賀県大津市に住む、ちょっと変わった女の子、「成瀬あかり」の物語である。 成瀬がまた変なことを言い出した…幼馴染の島崎みゆきはそう

          【本紹介📚】成瀬シリーズ『成瀬は天下を取りに行く』『成瀬は信じた道を行く』 著:宮島未奈

          詩『唐突』

          細く険しい道を 二人で歩いてきた 君はよく愚痴をこぼしたね 「帰りたい」って その度僕は励ました 「頑張ろう」と 僕が挫けそうなときは 誰が励ましてくれるのか 君のことをもう 励ますことはできない 帰ろうとする君を 止めることなんてできない 僕の歩みは止まってしまった 暗く冷たい道を 僕らは歩いてきた 僕はいつも迷っていた 「これで良いのか」って その度自分に言い聞かす 「これで良いんだ」と 僕が凍えそうなときは 誰が温めてくれるのか 僕は僕をもう 慰めることはできない 凍

          【本紹介📚】『むかしのはなし』著:三浦しをん

          こんにちは!今回は三浦しをんさんの作品、『むかしのはなし』を紹介していきます💡 概要 もしも現代が『むかしのはなし』になるとしたら…? ある日「地球に巨大隕石が接近しており、3ケ月後には衝突して滅亡してしまう」というニュースが報道される。そして、抽選で選ばれたわずかな人類のみが脱出ロケットに乗れるということも… そんな危機的状況に瀕した現代社会で起こる、7つの小さく重大な物語。それぞれのお話が、『かぐや姫』をはじめとする7つの日本昔話とどこか繋がっている。 不思議だ

          【本紹介📚】『むかしのはなし』著:三浦しをん

          詩『青人』

          青人に見つめられると 不安になる 踏みしめていた大地が 消え失せる 裸にされた気分で 目を伏せる 見てほしい けど見てほしくない 体中に棘が刺さって 痛い 青人の顔が曇ると 悲しくなる 吸い込んでいた空気が 消え失せる 「ごめんなさい」が言えなくて 目をそらす 見てほしい けど見てほしくない 頭の中で虫が暴れて かゆい 青人に理解されると 嬉しくなる 社会への鬱憤が 消え失せる だけどやっぱり照れちゃって 目は見れない 見てほしい けど見てほしくない 心の中で小人が騒いで

          【本紹介📚】『何者』著:朝井リョウ

          朝井リョウさんの名著の一つ、『何者』を紹介していきます!本作は2013年、直木賞も受賞しています。 あらすじ 舞台は就活。 主人公の大学生、二宮拓人は同じ大学の神谷光太郎とルームシェアをしている。拓人らは大学3年生で、就職活動の時期に差し掛かっていた。 そんなとき、拓人は田名部瑞月と偶然再会する。瑞月は拓人の好きな人であり、光太郎の別れた恋人であった。 一方で、瑞月の就活仲間である小早川里香が、偶然にも拓人らの住むアパートの上階に住んでいることを知る。里香は恋人の宮

          【本紹介📚】『何者』著:朝井リョウ

          エッセイ『頑張らない勇気』

           「頑張れ」。産まれてこの方生まれて23年。こんな声掛けを嫌というほど聞いてきた。バカまじめな私たちはその都度、その言葉を真に受けすぎる。そんなことを繰り返すうち、私たちの心は次第に濁りだす。濁った心から血液が送り出され、全身を駆け巡る。そうして、自分が生きているのか死んでいるのか、次第に分からななくなっていく。  そう。「頑張る」とは不健全な営みなのだ。私は恐れず、そう主張する。というのも、「頑張る」とは「自身の努力の許容量を超えた状態」であるからだ。要は、自身に無理を強

          エッセイ『頑張らない勇気』

          『科目「恋愛」』

           N国は少子高齢化に頭を悩ませていた。このままでは若者が減り、老人が増え、経済の衰退がますます進んでしまう。どうすれば解決されのか、官僚たちは必死に考えた。その結果、学校教育からテコ入れしていこうという方針となった。具体的に、「恋愛」という科目を導入したのである。

          ¥100

          『科目「恋愛」』

          ¥100

          『サルの研究』

           ある大学の研究の話。  その大学では、サルに関する研修が進んでいた。その研究の一つとして、サルに様々な学習を繰り返しさせ、IQを上げようとするものであった。試行錯誤の末、研究の成果が実り、サルのIQはたしかに向上したようだ。なぜなら、サルは研究員の隙を見て、檻のカギを外し、脱走を成功させたからだ。

          『サルの研究』