見出し画像

社会人5年目、転職2回。私の理想と現実について

サクサクと転職をしている様子をそばで見ている人には「簡単に辞められるのがすごい」とよく言われるが、私は逆に「少しでも嫌だと思う仕事を続けられるのすごい」と思っていた。

高校時代、辞めたいと何度も思いながら3年間一つのバイトを続けた。初めてバイトを辞めるときは相当な勇気がいったけれど、その後は様々なバイトを経験して出会う人の量も増えたので、いつからか仕事を辞めることにマイナスな感情がなくなって、転職もそこまでの勇気を必要としなくなった。

1社目2社目と、なんだかんだ自分に合わないと感じ、一年ほど前に入った3社目。過去があるからこそ、過度な期待はしてはいけないと常に念頭に置いていたし、早いうちにどうせ辞めたくなると思っていたので(笑)、慎重に周りを見渡していた。

でも一年半経っても、見えてこない。しんどいことは多少あれど、関わる人たちの根本の人の良さを感じている今のうちは、今度こそ長くいられそうだと感じている。何度も信じては裏切られてきたから、過度な期待はしていない。期待した分だけ、傷つくことがわかっているから。
でも、そうして期待すらできなくなるのは、少し寂しいなと思う。本当は「私がこの会社を引っ張っていく!見ていて!」と宣言したいくらいだが、そんな風に意気込んだところで挫折する未来は見えている。だから、仕事を100%本気で頑張れていないのかもしれないと思う。

あっという間に社会人になって5年が経ったものの、学生時代に思い描いていた理想の社会人像からはかけ離れている。私はキャリアウーマンになる予定だったし、30代で新築マンションを買う予定だったし、とはいえ40歳までには結婚する予定だったし。
周りの友達は同棲したり、結婚したり、妊活を始めているのに、私はこの数年何をやっていたのだろうと、言いようのない不安と劣等感に苛まれることもしばしば。

けれど、今私の元には幸せもたくさんある。

金曜夜の美味しすぎる生ビール、
お客さんからの感謝のメール、
現実問題をオープンに話せる女友達、
くだらない話やテレビを見ながら爆笑できる家族、
これまで自分が頑張ってきたことを認めてくれる上司。

小さなことかもしれないけれど、これが全部、私が今までやってきたことを証明してくれている気がする。この幸せ達は、私が想像していた未来には小さすぎて描かれていなかったんだろう。
けれど、この日々が、当たり前で小さいと思うようなことばかりが、私が楽しく暮らすこと・生きることの糧になってくれていると、ここ最近強く感じる。

9月は三連休が多く、比較的余裕があるはずだった。けれど、本来であれば5日間で進めれば良いタスクを4日間でこなす・結果を出さなくてはならないわけで、結局はそれが自分の首を絞めた。
私だって、土日も早起きして勉強したり、ヨガしたり、作り置きしたり、そんな良い女になりたい。
現実は今日もNetflixを見ていたら1日が終わった。でも、こうして久しぶりにnoteで記事を公開できた。今日も美味しいビールが飲めそうだ。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集