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あの頃なりたかった自分に、なれているんだろうか?

プレイングマネージャーの役職(格好いいから言いたかっただけ)についてからちょうど半年。上半期の面談が終わったので、その振り返りを兼ねて自分をたくさん褒め倒していきたいと思う。

周りのマネージャー陣は社歴5年以上なのに、私はたった1年程度で昇進してしまった。嬉しいことではあるが、その分プレッシャーは大きかった。
毎日プレイヤーとしてお客様対応をしながら、毎週何のために行われているのかわからないミーティングのために準備をして、急に飛んでくるチャットに返信をしながら、自分の成果も見せないといけない。

マネージャーになるまでは比較的余裕がある毎日で、残業はほとんどなかった。そんな日々に少し寂しさを感じ、もっと頑張りたい、もっと実力を発揮したいと躍起になっていた。
けれど、ちょうどいい塩梅というのは難しいもので、0か100かの状態になってしまった。
これまでの社会人人生、胃がキリキリするようなことはたくさん経験してきたが、体力的に追いつかないのは初めてかもしれない。
やりたいことはたくさんあるし、やらなきゃいけないのに頭と体が追いついてこない。
結果を出したい、周りにできる人だと思われたい。そういう私の良いところでもあり、悪いところなのだ。


休みは仕事のことを考えない。どうせ月曜日は来るし、どうせ仕事に行くのだから、考える時間は無駄だ。
平日の時間のなさから「土日のどちらかは勉強しよう」と思うのだけど、結局週末が来ると何もする気が起きず、ひたすら溜まっていたドラマやNetflixを消化してまた平日が来る。
少しでも勉強をすれば自信がつくし、その時間を今現状平日に取れていない分、土日に取る必要があるというのはわかっているけれど、できないことの方が圧倒的に多い。

自分が思っていること・やりたいことの整合性が取れていないのはわかっている。暇なのも嫌、忙しすぎるのも嫌。そうやって贅沢なことを言っている。


役職が上がって仕事が一気に増えたとき、しばらくすれば慣れると思っていた。
そのうちやるべきこと、やらなくて良いことの判断ができるようになって、効率よく仕事ができると思っていた。
だって、それが私だから。
もともと私は忙しいのが好きな性分だし、この役職だって自分の努力があってチャンスが回ってきて、それを自ら望んで手に入れた。
負けず嫌いな性格で、人の上に立って指示を出したり組織を作ることが好きだから、信頼してもらって新しい仕事や責任のある業務を任せてもらえることは、本当に嬉しいことだ。それを外されたら、落ち込む自分がいるのも目に見えている。

そんな風に思ってしばらく無理をしてから約半年。いまだに力の抜き方がわからないどころか仕事は増える一方で、調整の仕方がわからない。
それでこうして、今頭の中にある色々な感情を書き連ねている。


最近、人を信頼して任せることの大切さにも気づいた。
どう頑張ってもタスクが終わらなくて、どう考えてもキャパオーバーで、でも自分がやりたいという仕事がたくさんあった。そこには「自分が一番うまくできる」「自分がやるべきだ」という自信。
しかし、それを全て私の手元に置くことで、倒れて0になってしまうことが目に見えていたので、不安はあったが別の人に任せた。そうしてみると、正直誰でもできる仕事…と言ってしまっては語弊があるが、私以外でも十分に全うできる仕事だと気づいた。

これまでは不安もあったし、任せても結局私に質問してきて完結しないこともあったので、それならばと巻き取ってしまっていた。
けれど、私がヒーヒー言っているその間に、彼らもまた成長していたのだ。今まで私がやっていたような仕事を任されることで彼の自信にもつながる。そのことに気付ける社会人5年目は探してもなかなか見つからないだろう。偉すぎる。


きっと、100%満足のいく日々の充足感、プレッシャー、人間関係、仕事内容、そんなものはきっと存在しない。
存在したとしても、それが長く続くとは考えられない。
けれど今の私は確実に楽しく仕事をしているし、そう思える余裕がまだある。
確かに忙しい日々に忙殺されてたった2日間の休息では何も充電できていないと感じる。
ただ、ここから自分の日々の行い(趣味を見つける、朝活をするといった)で自分をコントロールし、より良い生活に導く努力をすることは、きっと私にならできる。
それは無理をするということではなく、自分で自分の人生の舵を取ることに繋がるのではないだろうか。


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