旅は出会いの宝庫
まだ見ぬ新しい景色や、街やお店、人との出会い。
今回は、そんな旅の醍醐味を再確認できた九州旅でした。
スタートの奄美大島では、嘉鉄湾のすぐそばの「お宿ねぷす」さんで、オーナーご夫婦の温かいおもてなし(特にお食事が素晴らしい。飲兵衛には最高)に大満足。
そして、偶然初日にご宿泊なさっていて夕食の場でお隣の席にいらしたのが、鹿児島の指宿で「焚き火の森ソロキャンプ場」さんと「森の蕎麦屋 」さんを営んでらっしゃるご主人でした。
これまで歩んでこられた経歴と意外な接点に驚き、屋久島登山のお話しで盛り上がったり、「麺類でいちばん好きなのは蕎麦!」という私たち夫婦は、次回鹿児島を訪れる際にはぜひとも立ち寄り、こだわりの希少な品種で作られているという「十一蕎麦」を味わいたい、と思っています。
訪れた数日は珍しくカラッとした爽やかな晴天続きでしたが、やはりここは南国。
滞在中2度も訪れたジェラート店「あまみん」さん。
特産の果実などをふんだんに使ったとても美味しいジェラート。
福岡に移動した日、先ず福岡城跡を散策して黒田官兵衛等の歴史に触れ、地元の名産品や食材の販売もするカフェ「アンドローカルズ」さんで腹ごしらえ。
東京で言えば皇居のような「大濠公園」で地元の方達に混じってランニングとウォーキングを楽しんでいたら、金メダリストのブラインドランナー・道下美里さんの思しき方が伴走者の方と走ってらっしゃる姿をお見かけしました。
あっという間に目の前を颯爽と走りすぎていかれて、その後また回ってこられたらぜひお声がけしたいね、としばらくウロウロしていたのですが、結局出会えず。
でも、「その日・その時間・その場所」で出会える確率を考えると、お見かけできたことも奇跡的ですよね。
そして、福岡といえば、楽しみにしていたのがグルメ!
我が家は普段全く外食しないので、特に楽しみでした(笑)
滞在中に2日連続で訪れた「あおぞらブルワリー 」さん。
提供されたビールが素晴らしく美味しかったのはもちろん、
「実は夕食難民で。。どこかオススメのお店ありませんか?」
とお尋ねしたところ、スタッフの方も色々候補を挙げてくださったのですが、隣の席に座っていらした女性客の方が、
「電話してもし空いていたらここがおオススメです」
と教えてくださった「魚のまるた」さんに電話してみると
「ちょうど今空いたところ」
とラッキーにも席をゲット!
若い大将一人で切り盛りされているようですが、その日仕入れたお魚で日替わりで提供されるお料理は、食べたことのないお魚や、初めて知る調理法で仕上げられた一皿のオンパレード。
の数々が、「もうお腹がはち切れそうです。。。」というまで、これでもかと提供されるのです。
「私も結構料理するので、食べたことないお料理ばかりで感動しました!」
と大将にお伝えすると、「またまたあ〜」と照れながらも
「あ、じゃあぜひ食べてもらいたいもんがある!」
と即興で作ってくださった一品も素晴らしかった!
福岡へ行く機会がある方、お魚好きの方はぜひ、「魚のまるた」さんを訪れてみてください。
この場をお借りして、お薦めしてくださった女性とあおぞらブルワリーさんに感謝の気持ちを伝えたいです。
ありがとうございました、最高でした!
その他、普段は一切食べないラーメンだけど、「せっかく福岡に来たしね」と訪れた「博多一双」さんのとんこつラーメンや「橙」さんの水炊き、「楽がき」さんの焼き鳥もとても美味しかったですし、偶然宿泊先の近くにあった、福岡最古の喫茶店「ブラジレイロ 」さんを訪れて、100点満点のアイスクリームを味わえたことは、純喫茶好きの私としても素敵な思い出。
飲食店以外では、我が家のインテリア部門でお世話になっているヴィンテージ家具を扱うインテリアショップ「atelier27」さんへ。
通販でしか購入していないので、尋ねてみよう、と初訪問。
厳選して買い付けた家具をすみずみまで徹底的に補修、古いものがもつ味わいや美しさを残しつつ、新たな命を吹き込んでらっしゃいます。
街並みや地下鉄、ビル街に並ぶ寺社仏閣や「祇園」などの地名も故郷の京都に似てどこか懐かしく、とにかく活気があり、食べ物が美味しい(そして安い!)福岡、大好きになりました。
いや~旅って本当にいいものですね!(淀川長治さん口調で)