インフルエンザワクチンはなんで必要なの?(当院では1回2500円で接種を行います)


photo by Takumi Jun

お久しぶりです。
そえだ腎・泌尿器科クリニック 院長の副田雄也です。
インフルエンザワクチンの接種時期が近づいてきました。

インフルエンザワクチンはなぜ必要なの?

インフルエンザワクチンを接種する最大の目標は、
「重症化」を防ぐことです。
咳やのどの痛みなど風邪の症状に治まらず、
肺炎などを発症し入院が必要になったりすることを重症化といいます。


入院になったら患者さんもご家族も大変ですよね…


国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。


6歳未満の小児を対象とした2015/16シーズンの研究では、発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は60%と報告されています。
つまり、ワクチンを接種せず発病した方のうち60%は、ワクチンを接種していれば発病を防ぐことができた、ということになります。


医療モールの4階北側が当院です

何回接種すればいいの?

13歳以上の方は原則1回接種です。
ただし、重症化リスクが高く主治医が必要とした方は2回接種となります。

健康な成人の方や、慢性疾患がある方を対象とした研究で、1回接種と2回接種は同等の抗体価の上昇を認めました。
*抗体価とは、ウイルスを倒す力のことです。


13歳未満の方は、2回接種です。
子どもは2回接種後の方がより高い抗体価の上昇が得られるため、
日本ではインフルエンザワクチンの接種回数は2回となっています。

  • 13歳以上は0.5mlを原則1回

  • 3歳以上13歳未満は0.5mlを2回



いつまでに接種すればいいの?

日本ではインフルエンザの流行は例年12月~翌年4月頃で、
ピークは1月~3月です。
接種後2週間程度で効果が始まり、5か月程度持続するとされています。

そのため、なるべく早めの接種をお勧めします。


副作用はどんなものがあるの?

厚生労働省のデータでは、季節性インフルエンザワクチンで比較的多くみられる副反応として、接種した場所の赤み、はれ、痛み等が挙げられます。
接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、通常2~3日で消失します。

全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気、だるさなどが見られます。
接種を受けられた方の5~10%に起こり、こちらも通常2~3日で消失します。



最後に

インフルエンザのワクチン接種は、
100%発症を予防するものではありません。
しかし、接種することで発症を抑え重症化を避けられる可能性があります。

不安な方は、お気軽にご相談ください。


当院でもインフルエンザワクチンの予約を

10月2日 午前10時

より開始予定です。
当院では3歳以上の方が接種可能です。
予約方法は追ってお伝えします。


そえだ腎・泌尿器科クリニック | 中村区、西区、清州、あま 東山線本陣駅 (soeda-clinic.com)

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