福祉から平和を(4)福祉に◯◯を持ち込む
だって悔しいじゃないですか
もう一度、例の絵を見てみよう。
橋は川を越えるために作られていて、人はそこを安全に通れると期待している。なのに、実は危険で、気づかずに落ちて生きづらくなる。
橋を作ったのが自分だったら諦めが付く。
でもその橋を作ったのが行政だとしたらどうだ?
生活環境を整えるのは行政、ひいては政府の役目。安全に往来できる社会の整備が不十分。それで落ちた人を民間が救済するのが現代日本。もちろん救済側に公的資金は投入されるけれども、再発防止の責任はどこに行った?その再発防止に公的な検証と対策が十分に為されているとは思えない。
自分たちは流れてくる人を救うだけで、壊れた橋を恨めしく睨む。次は自分が落ちるかもしれない、という不安を抱えながら生活する。選挙で投票しても社会は対して変わらない。落下防止のセーフティネットが不十分で不安な社会のまま次世代に継承する。それじゃあまりにも悔しいじゃないですか。
TDKのラジオCMをヒントに
電磁気の技術で私たちの生活を豊かにしてくれたメーカ、TDK。同社のラジオCMが製造業で働く人に誇りを、就職活動中の学生には製造業の魅力を感じさせるものとなっている。
モノづくりは素晴らしい。高度成長期のおかげで私たちの生活は物質的に豊かになった。働くことは、誰かの幸せを作ることだ。
現代日本は、もう物質的には足りている。働くことで誰かを幸せにする、その手段は物質ではないのだと思う。物質社会は満たされている。精神社会が満たされていない。生活の不安解消が先だ。人々を幸せにするための仕事、いまは医療福祉だ。医療福祉の発展が必要な時代になっている。
何かを叶えたいと願うこと
それが叶えられた未来の姿を思うこと
同CMを引用して例えると
例えば
「恐れずに素直な自分をさらけ出す」
そんな無邪気な空想が
「正直に交流」する方法のなかった時代に
「●●●」を産み出した
例えば
「ホームレスをゼロにする」
そんな大きな野望が
「ホームレスが出番を得る機会」がなかった時代に
「●●●」を実現させた
そんな「●●●」を開発したい。
不可能を可能にしようと本気な奴らと一緒に開発したい。
福祉に挑戦心を持ち込む。NIPPONを良くする。
評論家もフリーライダーも要らない。拓く人、ウェルカム。
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