「喜怒哀楽伝える」新聞記者のやりがい
毎日新聞社大阪本社の代表室次長を務める一色昭宏(いっしき・あきひろ)さん=写真=は、証券会社勤務を経て新聞記者になった異色の経歴を持つ。社会部記者時代、内戦で荒れ果てたアフリカ・シエラレオネの子供たちを取材したり、ゴミが散乱するマンションを見て管理のあり方を問うキャンペーンを始めたりした。大事にしているのは「現場」。そういう社会部記者のやりがいは何か。一色さんに聞いた。【2年・橋本龍之介】
一人で旅した学生時代
大阪から普通列車で稚内に行ったり、アメリカを長距離バスで