【読書】第一次世界大戦とロシア革命(集英社版 世界の歴史)

・第一次世界大戦末期、スペイン風邪の世界的な流行で、連合国側も戦争の継続が難しくなっていた。スペイン風邪は第一次世界大戦の戦死者を上回る死者を出した。
→病気と歴史は教科書になかなか載っていません。しかし、当時の社会に病気は大きな影響を与えています。生徒にも伝えたい内容です。

・戦車は農業用トラックのキャタピラーを応用してイギリスが開発した。
→農業用のトラックから応用されて戦車が作られたのには驚きました。授業でクイズなどに使うといいかもしれませんね。

・レーニンとその妻クループスカヤは獄中で結婚した。

・ニコライ二世は写真が趣味で家族思いだった。家族写真を沢山残した。
→大津事件でも有名なニコライ二世。たくさん写真が残っていたのはこれが理由だったのか。

・日本の陽明丸がロシア人子供800人の命を助ける手助けをした。疎開していた際に内戦に巻き込まれていた子供たちを保護したアメリカ人が彼らを故郷に返そうと考えた。その計画を実施したのが陽明丸の船主、勝田銀次郎。
→素晴らしい行動です。これは教科書に書かれていない歴史です。こういう部分をもっと授業で伝えていくべきだと思っています。

・民族自決で独立したのはヨーロッパの8か国のみ。その他は委任統治領として植民地状態が残る。

・十四か条の提唱は、レーニンの平和に関する布告への対抗策でもあった。ロシアが世界の中心となるのを防ぐ目的もあり。

・ニコライ二世は大津事件の後遺症で、頭痛に悩まされた。

・日本人がインスタントコーヒーを発明した。1901年のパンアメリカン博覧会に出展。
→日本は世界に誇れる技術大国ですね。驚きです。

#社会科 #歴史 #授業 #読書



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