人種差別撤廃を国際会議で初めて提案した国は?
今日は帝国書院歴史総合p107、108の続きです。
歴史上では様々な人種差別がありましたね。
どんな差別がありましたか?(黒人差別、黄色人種への差別 等)
この人種差別を撤廃しようと、世界で初めて提案した国があります。
それはどこの国だと思いますか?予想をノートに書きます。
では、ペアで話します。
それは、日本です。
日本は国際連盟の委員会において、人種差別の撤廃を国際連盟規約に記載する提案をしたのです。
皆さんはこの提案をどう思いますか?賛成?反対?
13の国が投票しました。賛成、反対それぞれ何票ずつになったと思いますか?
では、教科書で確認します。
賛成、反対または保留それぞれ何票ずつでしたか?(賛成8、反対または保留5)感想を話しましょう。(反対が多いと思っていたら、賛成が多かった。)
この投票の結果、人種差別撤廃の提案は、、否決されます。(驚きの声)
国際連盟の提唱者ウィルソンは「全会一致ではないので、本修正案は否決された」感想を話しましょう。
なんで否決されたと思いますか?ヒントは反対した国、特にアメリカとイギリスです。習った知識を踏まえて予想しましょう。
※ヒントとしてイギリスは○○地を持っていた、アメリカは○○○系の移民を排斥していた 等を出してもいいと思います。
アメリカは、アジア人排斥、イギリスは植民地を持っていました。だから人種差別撤廃はできなかったのです。
日本は食い下がりましたが、否決されました。
日本が初めて人種差別撤廃の提案をしたことを知っている人は少ないと思います。教科書のコラムに載っていたので、生徒にしっかりと伝えたいと思い授業しました。