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ビジネスで「X」を使う方向け、ヘッダー画像の重要性と簡単なつくり方

こんにちは。株式会社マイノリティの代表の柳澤です。

このnoteでは数回にわたって、「スタートアップや大企業の社員がビジネスにXを活用すること」をテーマにその重要性や具体的な方法について解説しています。

Xを情報発信ツールとして、仕事として活用するのなら、まずはその目的に沿ったプロフィールの作成が大事だとこれまで書いてきました。

今回はXのプロフィール作成の最後の項目として、ヘッダー画像の重要性とその作り方について解説します。

ヘッダー画像はプロフィールの背景にあたる画像で、1枚の横長の写真を配置できます。この画像は視覚的にその人がどういう人なのかが伝わるものが望ましいです。

たとえばトゥモローゲート代表・西崎康平さん(@koheinishizaki)のXプロフィールは名前の横のキャッチコピー(ブラックな社長)やアイコン写真と背景に一貫性があります。

細かい情報を入れるよりも、このようにアカウント名やキャッチコピーと関連性のあるイメージ画的なものにするのがいいと思います。

とても参考になるのが、デザイナーのYUCOdesignさん(@yucodesign)です。

この方、デザイン会社の社長でもありますが、自分がどういうポジションを取りたいかをキャッチコピーに表しています。アイコン写真にもかなりこだわって、さらにプロフィールにはご自身のトラックレコードが書いてあります。

「1年でSNS 7万フォロワー」とか「書籍出版セミナーに7000人集客した」とか、そういった実績が載っている。これが仕事をする人のSNSアカウントですね。

で、背景画像。おそらくこの方が手掛けたものだと思いますが、作品が一堂にずらっと並んでいます。プロフィールが目に入った瞬間に、YUCOdesignさんがデザインのプロだということがわかりますね。

私自身はこんな感じにしていて、最近だと「新しい売れる仕組みを作る」というコピーを掲げているので、BtoBの商談=お店に人がたくさん並んでいるようなイメージの背景にしています。

商談しているシーンの写真を背景にしてもいいのですが、こうして行列ができているイラストのほうが、お客さんでにぎわっている感じを堅苦しくなく出せる。たくさんリードが取れていますよ、というメッセージを入れています。

昔は「営業の新しい教科書を作る」というコピーにしていたので、そのときは営業に関する名著の数々がずらーと並んでいるような背景画像にしていました。

Canvaを活用した背景画像の作り方

自分のイメージする背景画像を用意するのはなかなか難しいのですが、私のおすすめの方法は、無料の画像編集ソフト「Canvaを使うことです。

Canvaは誰でも無料ですぐに利用できるので、みなさんがすぐに使えるTipsをご紹介します。

私はnoteのヘッダー画像やX関連の画像作成によくCanvaを使います。このツールのいいところはたくさんのテンプレートが用意されているところです。

たとえばXのヘッダー画像を作ろうと思ったら、CanvaにX用のテンプレートがすでにあります。このテンプレートから自分のイメージにあったものを選んで、テキストを差し替えるだけでそのままヘッダー画像に使えます。

私がよく使うのは画像をAIに作ってもらう「マジック生成」という機能です。

作成してほしい画像をテキストで指示すると、CanvaのAIが指示内容に沿った画像をどんどん出してくれます。しかも画像のスタイルも自由に選べます。

「営業マン」の画像を「映画的」なスタイルでお願いしたところ。

たとえば「営業マン」の画像で、映画的なスタイルを選ぶと、AIがこんなオリジナルの画像を作ってくれました。古き良き営業マンのような画像が出てきたりして、なかなかおもしろいですよね。

ただ、これだと画像のサイズがヘッダーの横幅に合っていません。両サイドに空白ができてしまっています。でもこれはAIで簡単に埋められます。

Canvaの編集機能に「マジック拡張」というものがあります。これを適用すると、AIが余白の部分をきれいに埋めてくれます。これは本当に便利な機能です。

横の空白部分をAIが推測して、

このように最適な背景を生成してくれる。

画像生成自体はいろいろなAIツールで可能ですが、画像サイズをXのテンプレートに合わせたり、サイズが足りない部分をそのまま埋めてくれたり、そのまま画像編集までできたりと、Canvaだけですべてが済んでしまうのが便利な点です。

Canvaは本当にいろいろなことができるので、使い方次第でかなりクリエイティブなアウトプットが出せます。

私も実際にクライアントの方々のヘッダー画像を一緒に作ったりもしますが、30分もあればそれなりに良いものが作れます。アカウントに合うようなイメージを模索したり、文字色を変えてみたり、レイアウトを考えたり、そういう試行錯誤も含めてヘッダー画像作りは楽しい作業だと思います。

一点、注意していただきたいのはPCのブラウザで見た時と、スマホのアプリで見た時とではヘッダー画像の見え方が変わることです。

PCブラウザだけに最適化して画像をつくると、スマホのアプリで見たときに文字がアイコンに被ったりします。できればPC・スマホの両方でちゃんとレイアウトされるように微調整してくことをおすすめします。

ただし、どうしても両方で見栄えよく作るのが難しいようでしたら、優先するのはスマホです。PCでも最低限おかしくないレベルにしておきつつ、完璧に見えるのはスマホのほうにしてください。

Xはほとんどの方がスマホで利用しています。PCブラウザを使って画像を作っていると手元の環境で最適化したくなりますが、必ず片手にスマホを持ってスマホアプリ優先で調整しましょう。

というわけで、まとめです。ヘッダー画像は自分の取りたいポジションや「こう見られたい」というイメージを伝える大事な要素です。ちゃんとこだわって作りましょう。

ココナラなどのクラウドソーシングを使って依頼してもいいですが、ただ、自分の頭の中のイメージを誰かに伝えるのもまた難しいものです。自分で試行錯誤してみたほうが意外とうまくいきます。

Canvaを使えばそんなに難しくないので、ぜひ挑戦してみてください。きっと、自分だけのオリジナルのヘッダー画像が作れるはずです。


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